エッセイ一覧

目次

01『一日の終わりに心のデトックス』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『一日の終わりに心のデトックス』

・良いことがあって浮かれている日

・嫌なことがあって落ち込んでいる日

・グ~たらした自分を恥じている日

全てそのまま日記に書きます。その日の過ごし方や、満足度によって書いたり書かなかったりということはしません。

日記をつけるというのは、歯ブラシに似ているなと、私は思います。

・健康的な食事をした日

・おかしやジャンクフードを食べ過ぎた日

・何も食べずにお茶だけだった日

どんな日だって歯ブラシはします。

日記も歯ブラシも、しなくたって眠れるけど、した方がすっきりと一日を終えられ、よく眠れるという効果があります。

毎日欠かさずやらなくちゃと気負う必要はありません。

一日くらい歯を磨かなくても虫歯にならないように、一日くらい日記を書き忘れてもこれまでの日記が途絶えたことにはなりません。

翌朝念入りに歯を磨くのと同じで、翌日2日分書けばいいのです。

一日5分もかからないと思います。

あったことを思い出すのではなく、今思っていることを心がしゃべるみたいに文字にして書き出します。

一度手が動き出したら止まらないです。

本日のスペース5~6行に気持ちをぎっちり詰めたら、とても清々しい気分になります。

「今日はこれでおしまい」と言って、日記帳をぱたんと閉めれば気持ちよく眠れます。

逆に日記を書く前に横になると「おっと、いけない、忘れてた」と日記を書きたくなります。

日記を書いた後の爽快感は、少し続ければすぐに分かると思います。

寝る前に心をきれいに洗ってあげる。

思っていることを吐き出させてあげる。

思い出すとちょっと痛みがぶり返すこともあるかもしれないけど、きちんと出し切ることで前に進みやすくなります。

心に汚れを溜め込むのは苦しいですから、自分しか見ない自分だけの日記帳でデトックスすることをお勧めします。

5years diary(5年連用日記)を続けていくと自分が心のケアをしてきた軌跡を簡単に確認できます。

日々の小さな努力で心を健やかに保てることを多くの方に実感していただきたいと願っています。

ひとこと:寝る前に日記と歯ブラシを済ませちゃおう

02『日記は日誌ではない』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『日記は日誌ではない』

日記はその日の出来事とそれについて思ったことを「独り言」のように書きます。

日誌はその日の出来事とそれについて思ったことを「他人に伝える為」に書きます。

仕事柄日誌を書く方は多いと思います。

業務日誌、顧客訪問レポート、カルテ、連絡帳etc…

私の母は保育士で妹は看護師です。彼女たちは私が日記を書いているのを見て「すごいね」と言いました。

私「え、すごくないよ。人には見せられない、しょーもないことを書いてるだけだよ」

妹「それができないんだよ。人に見せないのになんで続けられるの?」

母「連絡帳いっぱい書いてるから、もう自分の書くの面倒に感じる」

なるほどなぁ、と思いました。

日記を日誌と混同しているのだな、そして仕事で強要されている日誌は書かざるを得ないけど、日記は必要に迫られていないのでやる気が起きない、みたいな感じなのかな…

日記は「思ったこと」を書くのです。

あったことを全て書き出したり、ましてや時系列にする必要もなく、他人に何かを伝える目的で書くものではありません。

もし日記が、今日の出来事を羅列するノートであったなら、私だって書くのは苦痛です。

冒頭に日記は「独り言のように」と書きましたが、実際には一人ノリツッコミのような感じでしょうか。

自分で書いたことに、自分で反論したり、言い訳をしたり、会話形式ではないのですが、もう一人の自分がいるような感じで書いていきます。

例えば:仕事でミスって○○さんに怒られた。好きでミスったわけじゃないのに、あんないい方しなくたっていーじゃんね、いつか言い返してやりたいけど、そんな日が来るのだろうか…それにしてもあのミスはないわ私、もっとちゃんとがんばらなきゃね。

みたいな感じでしょうか。

ミスをしたという事実は簡潔に書き、言い訳、愚痴、反省など思いつくままに綴ります。

私は最後はポジティブな言葉で終わるようにしています。

日記は自分を痛めつける物ではなく、励まして一緒に頑張ってくれる分身のような存在ですから、恥ずかしがらずに自分を褒めたり応援しています。

5years diary(5年連用日記)のいいところは、同じ日が縦系列で確認できるところです。

一日一日がつながって一年になり、一年一年が重なって私の人生となっていることを体感します。

日誌であれば一件ごとに完結させ、後日必要な時に引っぱり出すまで保管することになるので読み返すことは少ないでしょう。

読み返すことに日記独特の価値が存在します。

私は日記を付けるという習慣の良さをお伝えすると同時に、日記帳は5years diary(5年連用日記)を強くお勧めします。

ひとこと:日記を書くのはすごいことではない。必要なスキルは文字が書けるということくらいかな

03『目標達成しやすい』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『目標達成しやすい』

日記には今日頑張った自分を褒めたり、怠けた自分を悔いたり、傷ついた自分を慰めたりを書きます。なので目標に向かって突き進む自分の気持ちを把握ができ、あきらめにくくなるという効果があります。

ここでいう目標とは「数年後のあるべき自分の姿」いう意味合いが強く、「長期的な目標」「夢」などと言い換えることができます。

進捗状況を管理するスケジュール表やタスクリストとは異なります。

もっと長期的な目線で潜在意識に、無意識的に働きかけてるというイメージです。

例えば、私は20代の頃、務めていた会社のお給料が安いという愚痴をよく書いていました。

(お給料安いな、嫌だな)⇒(転職しようかな、私にできるかな)⇒(評価してもらえるよう頑張ろう、きっと大丈夫)⇒(やっぱ評価してもらえない…ちぇっ)⇒(転職したいな。でも次も買いたたかれたらどうしよう)⇒(いい転職ができるよう頑張ろう、めげないめげない!)

このように気分が上がったり下がったりする自分を肯定したり否定したり、そんな日々を数年に渡りただただ綴るのです。

そして3年後、私は転職しキャリアアップを果たし、希望の額に近いお給料をもらえるようになりました。

半信半疑なのは分かります。

年齢を重ねればお給料も自然とアップしていくだろうし、いつかは転職だってするだろうよと、当然起こるべくして起こったことの後付けに過ぎないだろうと…

日記に「お給料上がれ」と書いたからといって、いきなり昇給するわけではないです。

ですが昇給を諦めず、あの手この手と挑戦し続けるモチベーションを保ってくれるのが日記のいいところです。

日々の小さな成果や挫折を書きながら、次はこうしてみよう、あんなことしなければよかったと、自分の目標を自分のペースで前進させていくことができます。

ここまで昇給を具体例に話を進めましたが、仕事だけではありません。

恋愛・家族・交友関係・体調・体型・イベント・趣味etc…あらゆることが同時並行で日記には綴られています。

5years diary(5年連用日記)のいいところは、過去の自分の頑張りを簡単に振り返ることができるところです。

各目標に対して少しずづ歩を進めた結果が、大きな失敗も後悔もない人生を送れている、今の自分の成果につながっているのだと私は信じています。

もし日記を付けていなかったら、たぶんどこかの時点で諦めていた夢もあるんじゃないかな。

ひとこと:宝くじ当選と書いても当たったりしないけど、買い忘れることはなくなるよ

04『毎日に自信が持てる』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『毎日に自信が持てる』

一日数分、5行だけその日のことを綴ります。

大した内容ではないですし、半分は愚痴や泣き言です。

それなのに毎日日記を書いた後は、少しだけ自分を誇らしく思ったりまします。

私は学歴がいいわけでも、国家資格はもちろん、人に自慢できる資格や趣味もありません。

だけど「毎日日記を続けている」という事実そのものが、特に大きなことを成し遂げたことがない私に自信を持たせてくれるのだと思います。

私が日記を書いていることなんて家族しか知りません。ですが、努力家、コツコツ頑張るタイプと評価されることが多く、その性質は日記を書くという習慣からきてるのではないかと思います。

私自身が継続ということに対して自信を持てているのだと思います。

たかが日記、誰にでもできること。されど日記、誰もがやっているわけではない。

こんな簡単な作業から得られる「自信」という副産物はお得だなぁ、と思うのです。

どんな日だって、日記を書き終えたとき「今日をちゃんと終えた私」に自信がもてます。

5years diary(5年連用日記)は今年だけでなく、昨年、一昨年の「今日をちゃんと終えた私」を見返すことになりますので、1年用の日記よりもその性質を強く感じることができます。

どんな事でも毎日続けるのは大変なことですが、誰からも評価を受けることのない日記は、自由に気楽に続けられていいです。

5years diary(5年連用日記)はその年の段ごとに独特の楽しみがあり、継続しやすい仕組みになっています。みんな書いてみればいいのにな。

ひとこと:日記は毎日続けるのにもってこいの作業だ

05『何を書けばいいのか分からない方に書き出しと書き方のアドバイス』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『何を書けばいいのか分からない方に書き出しと書き方のアドバイス』

何を書いたらいいのか分からない、日記は誰かに見せるものではないのでせっかく始めたけど人知れず止めてしまう…日記を途中でやめてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。

日記はその中に結果を求めるものではありません。

心の中に浮かんだ気持ちをそのまま書き残すだけの作業です。

起承転結無用、支離滅裂上等、喜怒哀楽全開でいきましょう。

書き出しは「今日はクリスマス会をした」のような簡単なエピソードから入ります。その日の出来事を羅列したり、深堀してはいけません。

大事なのは「何をしたか」ではなく「何を思ったか」です。

そして続いて「去年より盛り上がって楽しかった、ちょっと飲み過ぎて変なこと言っちゃったけどドンマイ」のように、独り言のように気持ちを文字にしていきます。

登場人物は名前を書いた方がいいですが、名簿のように全員を書き出したりはせず、印象的なエピソードと絡めて書き残します。

例えば「○○さんも酒好きで、マイワインとか言って1本ずつ空けちゃった、美味しかったな」のようになります。

5years diary(5年連用日記)は一日分が5~6行程度しかありません。

「誰がどうした」など細かく書くスペースはありませんので、「私は」「自分が」という目線のみで書き進めることをお勧めします。

自分自分という文章は自然と手が進み、1日分をあっという間に書き終えてしまうと思います。

嫌なことがあった日のエピソードは特に簡単に書きます。

私は思い出して再び不快な思いをするのは嫌なので中身を書かないこともよくあります。

ある時私は「今日は嫌なことがあった。一生忘れないと思う」と書いたことがありましたが、翌年読み返した際、何のことを言っているのか分からなくて笑ってしまいました。

エピソードの詳細を書いていたら内容を思い出せたかもしれませんが、思い出す必要は無いように思います。

翌年の自分に書き残したいことは、どんな嫌なことがあったかではなく、そんな嫌なことに自分がどういう反応・対応をしたかということです。

泣き寝入りをしたのか、なにくそと奮起したのか、どうやって気持ちを切り替えることができたのか、そいういう自分の気持ちを日記に残すようにすると、続けやすく、後に読み返した際、日記を書いていて良かったと思うことが増えるのです。

ひとこと:難しく考えないで、思ったことを書くだけ

06『日記、スケジュール帳、タスク管理表』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『日記、スケジュール帳、タスク管理表』

夫がほんの数日だけ日記を書いてみたことがあります。

「うーん、どうしよう書くことない、朝ご飯なに食べたかな、今日はいつもより少し早く職場に着いた…」

まさか!そんなこと書いてるの?

日記帳の前でブツクサ言っている夫に、私はびっくり仰天しました。

なぜ朝食の内容を書き出すの?

もしレコードダイエットをしているのなら、専用のノートに書くべきです。

職場に着いた時間を日記に書く理由は何?

タイムカードか勤怠表に記録すべき内容でしょう。

日記は「思ったこと」を書くのです。

だからもし「書くことがない」と思ったのなら、書き出しは「書くことがないなぁ」と書けばいいのです。

すると自然と手が動いて、続きが書けます。だって何も思ってることが無い人なんていないんだもの。

日記、スケジュール帳、タスク管理表を混同している人が多いように感じます。

もちろん体重が気になったらそのことを書きますし、高い買い物をしたら金額だって書いたりしますが、あくまで思い出の一つとして書くのであって、管理のための記録ではありません。

確かに日記帳は毎日連続しているので書き忘れがないように感じるかもしれません。

いろいろなノートを使い分けるのは大変だから、この1冊にまとめてしまおうという気持ちも分かります。

ですが「思ったこと」を書く日記帳において、それ以外の意味合いを持たせるのはよくありません。

書くのが面白くなくなってしまいます。

5years diary(5年連用日記)は自分が育てる分身であり、いつだって100%味方の相棒です。

肩の力が抜けた素の自分に戻れる安らぎの場でもあります。

時には自分を叱ったり、鼓舞することもありますが、それだって「思ったこと」を素直に書いたゆえの日記の特性です。

日記帳にいろんなタスクを詰め込んで(口うるさい)上司のような存在にしてはいけません。

管理したいスケジュールやタスクがあるなら、それは専用のツールにお任せしましょう。

ひとこと:日記帳には日記以外のことは書かない

07『毎日書かないといけないのは重荷だからそもそも始めるのが苦痛?』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『毎日書かないといけないのは重荷だからそもそも始めるのが苦痛?』

なんと言っても「日記」だから、毎日書かないとって思いますよね。

私は今日は疲れたから翌朝書くことなんて日常茶飯事だし、「あ、そういえば昨日書いてないや」と思ったら一昨日も書いてなかったなんてこともよくあります。

それでも私は遡って書くようにしています。

年単位で見たら、数日のずれなんて誤差みたいなものです。

大切なのは「やめない」ということです。

長い目で自分を信じ、ちょっとくらいの事は許しましょう。

必ず毎日書かないといけないというプレッシャーから5years diary(5年連用日記)を始めることを躊躇するのは、本当に勿体ないです。

「毎日書かないといけない」ではなく「最終的には毎日埋まっていれば結果オーライ」と自分のハードルを下げ、気楽に考えましょう。

まとめて書いてもOK、何を書いてもOK

とりあえず何か埋めていくと途中でやめることが難しくなると思います。

日記を書かない日が逆に気持ちが悪いと感じるようにななってくるのです。

5years diary(5年連用日記)に自分について書くという魅力に取りつかれるまでに然程時間はかからないと思います。

ひとこと:そんな風に考える人は、日記を書くのに向いてると思うな

08『継続は力なり』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『継続は力なり』

誰もが知るこのことわざを実体験できるのが5years diary(5年連用日記)です。

「簡単」にとは言えないかもしれません。

一日の作業自体は大した事ではないのですが、日記は毎日が連続しているので、飛び飛びで書くということが非常に気持ちが悪く、なんだかんだ言いながらやはり毎日書くというのは簡単ではないときもあります。

でも歯ブラシは毎日できますよね。だから日記だって毎日続けられます。

日記を書くということを難しいことと捉えないでほしいです。

確かに何年も書き続けている人は少ないかもしれません。

だけど続けることに特殊な能力はいりません。

毎日毎日、その日書いていることは正直「しょうもないようなこと」なのですが、5年10年と続けることで1冊の日記帳という目に見える成果物となります。

今日のスペースにとりあえず5行書く、そして最初の段を埋めてゆく、これを積み重ねて1冊を書き終えたとき、5years diary(5年連用日記)を通して継続の力を実感できているはずです。

継続の力は1冊を書き終えたときに一気にやってくるもではありません。

毎日書くことで少しずつ自力がついていき、はっと気が付き振り返った時、積み重ねた力の大きさに気が付くのです。

5years diary(5年連用日記)の上段にはまだ力を付けていない非力な自分が書き綴られていますので、今の自分の成長を感じ、来年の自分は今より更に力をつけているという確信をもって楽しく続けられます。

この積み重ねで得られるものの大きさに気付いていない人が多く、勿体ないなと思います。

ひとこと:まあ、まずは今日の日記を書こう

09『大きな決断に慎重にこぎつける』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『大きな決断に慎重にこぎつける』

たった5冊に私の人生の大半が記録されているのだと思うと、なんか少ない気がします。

開いてみると、ギッシリ詰まった文字に圧倒されます。

読んでみると一日一日は大したことを書いていなくて、わざわざ日記に書くような事でもないんじゃ…と笑ってしまいます。

そして前後の日記を読み返し、どうしてそんなことを書いていたのかを思い出します。

自分の人生のストーリーを簡潔にまとめるなんてできません。

全てのエピソードは何日もかけて起きています。だから一日だけを切り取ってみたって平凡な日々の一日に過ぎないように見えるだけです。

5years diary(5年連用日記)を書く時間は、揺れ動く自分の感情を綴りながら自分について考える時間です。

こうして自分とちゃんと向き合っていると、衝動的に動いて大きな失敗をするということが少なくなるような気がします。

私は慎重ですが、大胆でもあります。

例えば転職や家を購入した頃、私はこれでいいのかと迷う気持ちを日記に書いています。

挫けそうな私、怯む私、弱音を吐く私、応援する私、説得する私、褒める私、様々な思いが綴られています。

この情けない程ブレブレな心境の過程を知らない周囲からは、「突然」とか「思い切った」などの大胆な行動をとる印象を持たれますが、実のところ迷いに迷った挙句ようやく行動に移す段階にこぎつけただけのことです。

もし日記に本音を綴っていなかったら、果たして同じ結果を出せていたかどうか分かりません。

日記を書いてこなかった自分と今を比べることはできませんので想像でしかないのですが、おそらく転職も家の購入も別の答えを出していたと思います。

両者とも躊躇したまま、手を伸ばせずに終わっていたと思うのです。

結果として「大きな決断」となるようなでき事は、本来の自分が望んでいる「夢」であることがほとんどです。

やりたい、欲しい、叶えたいと思っているけど、怖くて行動に移せないから迷ってしまうのですよね。

5years diary(5年連用日記)に丁寧にその迷いを書き出してみるといいと思います。

焦らず、気長に正直に書き続けていると、少しずつ自分の行動が変わっていきます。

その「夢」に向かって、慎重に船を漕ぎだし始めるのです。

あまりに静かな変化に最初は気が付かないと思います。

昨日と今日を、先週と今週を比べたところであまり変化はみられないかもしれません。でも昨年と今年はまるで違います。

こうして自分の納得できるペースと方法でたどり着いた結果には、後悔や失敗が少ないと思います。

少なくとも私は大失敗をしたという経験はないです。

ひとこと:書いたことで今があるのだとしたら、もし書いていなかったら…?

10『ネバーエンディングストーリーを書いている』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『ネバーエンディングストーリーを書いている』

日記には自分の人生という終わらない物語を書いているのだと思います。決して完結はしません。

だから今日をきれいにまとめようとか、今年を何か意味のあるものにしなくちゃとか、気張らなくて大丈夫です。

1冊書き終えても心境は同じです。私の人生はまだまだ続くし、全部で何冊になるかなんて分かりません。

きれいなエンディングになるとも限りませんし、そんな終わりを期待して書くものでもありません。

日記は常に「今」を書くもので、学びは全て「過去」からやってきます。「未来」にとっては「今」もまた「過去」になるだけなので、全ては流れるように繋がっています。

まずは今日、自分が思ったことを5行書く、これを毎日続けて物語を紡いでゆくという単純な作業です。

ほんの数日書いただけでは、しょぼいものにしか見えないと思います。

何も面白くないし、自分がつまらない人間だということを証明しているようで情けない気持ちになるかもしれません。

だからといって、そこで止めてはいけません。

どんなにドラマチックな小説も、5行だけ切り取って読んだらその良さは伝わりません。だけどその5行が無ければ、前後のストーリーとつながらなくなる、大切な5行であることに間違いありません。

つまらないと思える5行も、クライマックスど真ん中の5行も、どちらも大事な5行です。

つまらない日に、つまらなかったという気持ちを書くことが、この長い物語には必要です。

端折ってはダメです。本心をありのままに、本物の自分のストーリーを綴ってください。

5years diary(5年連用日記)であれば、2年目以降、想像以上に自分の人生に動きを感じるはずです。

昨年の今日がしょぼくつまらない日に思えたとしても、それは今に繋がる学びになっています。

1年書けば私の言わんとしていることが、文字通り手に取るように分かります。

日記帳という物体に、自分について綴った手記を見れば、一日たりともつまらない日なんて存在しないんだということが理解できます。

たとえ昨年の自分が「今日はつまらない日だった」と書いていたとしても、それは違うと、今年の自分は知っています。

毎日たった5行を書き進めて何冊にも渡りネバーエンディングストーリーを書き上げてゆくのは、決して無駄な作業ではありません。

自分について書く、自分について考えるということが、つまらないはずがないです。

退屈なわけがないです。

絶対に無駄になんかならないと私は知っています。

ひとこと:私には私自身の物語しか書けない、あなたにはあなた自身の物語しか書けない

11『自分の字が嫌い』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『自分の字が嫌い』

誰にも見せないことが前提の日記の字を気にする必要はないです。

5years diary(5年連用日記)は5年かけて1ページを埋めてゆくので自分の字の変化を感じます。

日によって、気分によって変わるので面白いです。

そして5年かけてビッシリと自分の文字で埋め尽くされた日記帳は迫力があり、ひとつひとつの字がキレイとか下手とか関係なく感動します。

私の字も癖が強く、決して上手くはないですが愛着を持っています。

毎日、私の心の複雑な感情を綴ってくれている文字を見ていると、自分の字も好きになってくるものだと思います。

きれいに見せようと色を変えたり、必要以上に時間をかけない方がいいです。

ボールペンで一気に書き上げる文字は、自分の「素」ですから嫌いなんて言わずに愛着を持っていきましょう。

日記は俄然手書きをお勧めします。手書きの文字には感情が乗りますので、パソコンでタイプするのと違い、読み返した時の思い出のよみがえり方が鮮明です。

ひとこと:直筆は味があっていいね

12『忘れるために書き残す』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『忘れるために書き残す』

嫌なことは思い出したくないのに日記に書いたら忘れられなくなるのではないか、良いことは忘れないようにするから日記に書かなくても大丈夫、みたいなことを10代の時に思っていたような気がします。

思い出したくない嫌な出来事や上手く言葉にできない素敵な思い出を、文才のない自分が陳腐な表現で日記に残すのを躊躇う気持ちは分からないではないです。

でも「大丈夫」と言いたい、大丈夫です。

かつて何回「今日の事は一生忘れないだろう」と思ったか分かりません。

忘れたくても忘れられないものだと、その時の自分は本気でそう思っているのです。

ですが40代の私が今感じていることは「ほとんど全部忘れちゃった」です。

日記を書いていなければ、忘れちゃったことも忘れちゃったままです。

それでも困ることはないでしょう。そしてほとんどの人がそうして過ごしているので、不思議に思わないかもしれません。

日記を書かない日常が普通であると、自然と受け入れているのでしょう。

だけどもし読み返すことで、過去何度となく思ったはずの「忘れるはずがない日」を思い出すことができたら人生が変わると思いませんか?

私は10年前、20年前の日記を読み返して、気付くことがたくさんあります。

例え何があったかの詳細は記載されていなくとも、自分の手で書いた文章を読めば時が戻ったかのように鮮明に思い出せます。(ま、全部が全部じゃないけどね)

今日のことを日記に残すことで、安心して忘れることができます。

嬉しい日もそうじゃない日も、書かないより書いた方が早く忘れます。

だってまた思い出せるって分かっているから、ここに書き残してあるから、済んだことに引きずられることなく新しい今日に集中することができます。

反省をしてないわけではありません。反省は書き残されています。

5years diary(5年連用日記)は、その日の上段、昨年や一昨年の同日を何度も読み返せる仕組みになっています。

すっかり忘れた反省も、翌年には思い出し再び反省し、その翌年も読み返し三度反省することになるのです。

だから性懲りもなく同じ失敗を繰り返すことはなくなります。

嬉しいこともまた然りで、かけてもらった温かい言葉など、毎年読み返してはその人との繋がりに感謝し、関係が希薄にならないよう久しぶりに連絡を取りたくなります。

同じ立場に置かれた困っている人に、自分がかけてもらって有難かった言葉を思い出してかけてあげることができます。

全てを覚えておくなんてできるわけなく、いくらかでも覚えておこうとするのは至難の業です。

だけどそのまま忘れ去ってしまっては、せっかくの経験が生かせません。

多少なりとも思ったことがあるのなら、それはこれからの人生の糧になります。

どんなことでもこれからの未来に小さなヒント、気付きをもたらします。

ひとこと:日記に書き残しておかないなんて、惜しいとしか言いようがないよ…

13『日記帳を選ぶなら日付が印字されたものを』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『日記帳を選ぶなら日付が印字されたものを』

私は40代で現在5冊目の5years diary(5年連用日記)に日々を綴っているのですが、20代と30代は同じ日記帳を2冊ずつ使っていたので、実際使ったとこのある日記帳は3種類だけです。

使ったことのない日記帳について語ることはできないので、私がお勧めするとしたら「日本能率協会マネジメントセンターのペイジェムメモリー5年連用(日記)」が一番ということになります。

日記帳を選ぶにあたり、私のアドバイスは2点です。

・合皮のカバーは止めた方がいい

・日付はあった方がいい

まず「合皮のカバーは止めた方がいい」理由ですが、私が20代の時に使っていた2冊がそうでした。

今は販売されていません。経年劣化で合皮が剥げてきて手にくっつくし、散らかるし、せっかくの日記帳がボロボロになっています。

幸い紙のケースが付いていますので、保管する分にはいいのですが、やっぱりちょっとね…見た目がね…

次に「日付はあった方がいい」理由ですが、私は5冊目にして初めて2019~2023年の日付が印字された日記帳を買いました。

20代、30代の4冊は、月・日はページ毎に書いてあるのですが、年や曜日は自分で記入しなければなりませんでした。

一見、自由に見える日記帳ですが、1月1日から始まっているし、飛び飛びに書いたりはしませんので日付はバシッと入っている方が断然使いやすいです。

しかしながら年号の入っている日記帳は6月頃には市場からなくなります。

9月頃に来年の日記帳が販売されますが、すぐに書き始めることはできません。

せっかく始めようと思ったのなら、年号の入っていない日記帳で「今」始めるべきです。

私の5years diary(5年連用日記)です。

 

左から20代の上下巻、30代の上下巻は紙のケースが付いています。

ケースは書くときには邪魔かなと思っていたのですが、保管するならあった方がいいです。

30代の時に使っていた、MIDORIの5年連用日記はシンプルで書きやすく、すぐに始めたい方にお勧めです。

右が現在使っている「日本能率協会マネジメントセンターのペイジェムメモリー5年連用(日記)」です。

ひとこと:みんな集まれぇ~!ハイ、チーズ!!

 

14『軌道修正』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『軌道修正』

毎日5分、自分のことについて書き続けていると、自分の考え方や行動パターンに癖や傾向があることが見えてきます。

なんとなく分かってたことでも、日記という自分で書き残した文章のおかけで気付いていなかった細部に気が付くことが多々あります。

自分が気に入っている性格はそのままにしておけばいいですが、もし直したいと思うところがあるなら、その部分を掘り下げて日記に書き続けると、自然と修正されていきます。

「なんだかネガティブなことばかり書いているな」と思ったとします。

別にこのままでもダメじゃないけど、もう少しポジティブに物事を考えたいと思うなら、日記の中で自分の性格の軌道修正をします。

やり方は簡単です。まずは思った通りのネガティブな感情をそのまま書き、その後に少し引いた(距離を置く)感じで、このままでいいのかといった問いかけをします。

自分の中にネガティブとポジティブな人格を用意して、会話をするような感じです。

ネガティブの発言をポジティブがやんわり否すといった感じでしょうか。

例えば、どうしようもない人と付き合っていたとします。

友達からは止めた方がいいと言われるし、両親にも紹介できないし、自分自身もどこか大事にされていないことを察してはいるのですが、なぜか別れられない自分を正当化しようとしているとします。

「みんなの言うことも分かるけど完璧な人なんていないし、いつもヒドイことばかりじゃないもん。私が好きで一緒にいるんだから応援してくれたっていいのに。みんないじわる!」

まあ、惚れた弱み、痘痕も靨(あばたもえくぼ)ってやつですね。

こうして日記を書いていると、自分を大事にしていない自分を正したいと思うようになるものです。

だから最後に一言加えます。

「でも少し冷静になってみるものいいかもね」

頑なになっているとき、他人のアドバイスには到底聞く耳を持ちません。

自分自身の反省もなかなか入ってはきませんが、他人のそれよりは少しは届きます。

すぐには無理ですが、時間を経ると以前よりも素直に聞けるようになります。

5years diary(5年連用日記)は翌年、昨年のネガティブなことばかりを書いている自分に直面することが増えます。

そしてこのままでいいはずがないと軌道修正を始めます。

性格や考え方などすぐに変えられるものではありませんが、ずっとそのままというわけでもありません。

時間はかかっても、長い人生から見たらたったの1,2年の出来事です。

ひとこと:ぜんぜん痛みを伴わないよ、試す価値はあるんじゃない?

15『なぜ5years diary(5年連用日記)なのか』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『なぜ5years diary(5年連用日記)なのか』

5年でなくてもいいと思います。3年でも10年でも連用日記であることが大事です。

私が5years diary(5年連用日記)をつけ始たのは20歳からですが、それまでも日記を書いていました。

小学生の頃はサンリオのノートとか、鍵の付いた太い本のようなノートとか、「日記帳」ではなくお気に入りのノートに気が向いた時だけ、良いことがあった日だけ書いていたような気がします。

高校生の時は手帳に日記を書いていました。スケジュール帳の右側のフリー欄に悩みや夢など思いつくままにビッシリと、小さな字で埋め尽くしていました。

こうして書き終わったノート、毎年変わる手帳は箱に入れて保管していました。

それぞれサイズが違いますし、システム手帳など中身がばらけてしまうものはビニル袋に入れており、管理はしにくく読み返すこともなく「ただ取っておいてるだけ」という状態でした。

18歳か19歳だったと思います、私は失恋をきっかけにそれまで取っておいた過去の日記帳を全部捨ててしまいました。

取っておいても何にもならない、万が一誰かに読まれたらどうするんだ、こんな恥ずかしいものは手放したい、と…

自分の本音が詰まった日記帳はその存在が大きすぎて持っているのが辛く感じる時があります。

特に自分が落ち込んでいるとき、自分を励ます元気すら残っていないときに「こんなの書いてたって何の意味もないじゃないか」と八つ当たりをしやすいです。

そして書き終わった日記帳を恨めしく思って捨ててしまうのです。本当に八つ当たりでしかないです。

単年で書いている日記帳では過去の自分の失敗や応援が見られませんので、今のしくじりが人生最大の、しかも最初で最後の過ちであるかのように感じ、立ち直れないと思うかもしれません。

ですが5years diary(5年連用日記)の場合、そんなしくじりがそこかしこに散らばっていますよ。

日記を読み返す習慣がないと、忘れたまま無かったことになってしまうのかな(?)、実のところ結構頻繁にしくじってるもんですよ。

嬉しいことも辛いことも5years diary(5年連用日記)の中では、過去の自分と経験を共有しています。

「こんなの書いてたって何の意味もないじゃないか」ではなく「こんな風に思っていたのか」と励まされることばかりです。

せっかく日記を書くのであれば連用日記がいいです。

保管が楽という利点もありますが、日記をやめたくなる、日記帳を捨てたくなる、という衝動を抑えることができます。

ひとこと:過去は捨てるもんじゃなくて、取っておくもんだよ

16『筆記用具と書き損じ』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『筆記用具と書き損じ』

日記の筆記用具に関しては、油性ボールペンの一択です。

シャーペンとか消えるペンとかダメです。まず長期保存に向かない。

そして次に(こっちの方が大事)修正のきかないペンで時間の流れと同時に左から右へとどんどん書き進める勢いが大切です。

文章の構成など考えない、書いてる途中に読み返さない、一気に今日の5行を埋めていくのです。

独り言をいうように書くのですから、当然口より手の方が遅くなります。

とにかく自分の心に耳を傾け一心不乱に心を書き綴ってください。

もし読み返したいのなら、それは今日の日記を書き終えてからです。

日記を書いていて、その日の日記の中で何かを解決したという経験はあまりないです。

日記を書く中で自分の心を把握した結果、問題の解決のヒントを見つけたということは数えきれないほどあります。

一度書き出した気持ちは本心です。よく考えてカッコつけた言い方をするとか、消して書き直すなようなことはしてはいけません。

誤字脱字はぐちゃぐちゃってするか、横棒を引っ張るか、放置です。誰かに添削をしてもらうものでもないし、翌年プッと笑えたりもするので、是非そのままにしておくことをお勧めします。

見た目など気にしなくていいんです。教科書のようにきれいである必要は微塵もありません。

私はノベルティーでもらったボールペンなどを一本使い切るまで連日同じものを使い、こだわりはないので次は別のペンを使います。

1ページの5years diary(5年連用日記)を眺めていると段ごとにインクの濃さや太さの違うボーペンの字が混在し、特徴というか味があるなと感じます。

その日の調子で文字の大きさや筆圧もまちまちで面白いです。これぞ手書きのいいところ、醍醐味と言えます。

毎日自分が自分の為だけにやっていることの意味を、日記を書くということの良さを、手書きのボールペンが教えてくれます。

ひとこと:マスコットのついたボールペンとか何気に書きやすいよ

17『未来日記との違い』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『未来日記との違い』

自分の夢を叶える行動をとる為の「未来日記」という言葉を聞いたことがあると思います。

私も実際、今日という日をパーフェクトに過ごすべく、たまに書きます。

未来日記は、これから起こることを(起こって欲しいことを)日記として先に書いてしまうという手法です。違っていたらすみません。

私は、例えばこんな感じで書きます。

「今日は午前中に仕事を完璧に済ませ、午後は半休を取って少し遠くのスーパーに買い物に行き、いつもと違う食材を買って手の込んだ料理を作った。夫はとても喜んでくれて、きれいに片付いた部屋でロマンチックな夕食をとった。」

これを朝一番に書きます。まだ終わっていない今日の日記を出来事として先に書いてしまうのです。

手書きの文章は思っている以上に拘束力があり、実際ほぼ未来日記に近い形で一日を終えることができ、充実しているかと聞かれれば「はい、とても充実した一日になりました」と答えます。

ですが、ですが、一言添えさせさせていただきたい「非常に疲れました、もうクタクタです」と。

未来日記には行動を抑制する(強制と言ってもおかしくないと思います)力があるのですが、感情に関しては無関心というか、まったくもって触れられていません。

こんな風に理想通りの行動を過ごせば満足であろうと、有無を言わせぬ圧があり、四苦八苦、どうにかこうにかこなしてもno careです。

いきなり英語使ってごめんなさい、適当な日本語が思い浮かびません。ガチガチのニホンジンデスガ…sorry

なにが言いたいかというと5years diary(5年連用日記)とは、人生へ貢献するアプローチのし方が違うと言いたいのです。全く別もの、別次元のお話です。

どっちがいいとか正しいとかじゃなく、性質が異なります。

未来日記がもたらす行動力への拘束は非常に強力です。私も未来日記を書くことはありますが、5years diary(5年連用日記)は使いません。別のノートかメモに書きます。

5years diary(5年連用日記)には実際に起きたことと、それについて思ったこと、感じたことしか書きません。

5years diary(5年連用日記)のいいところは、過去の自分の経験から学びを得るところです。

飾らない正直な自分の本音や本性を綴っている分身のような存在だからこそ、その中には真実しかないと信じることができ、今現在の選択のヒントとなり得えます。

私は未来日記を否定しているわけではありません。

もし書くのであれば5years diary(5年連用日記)ではない別のノートを用意される方がいいと言いたいのです。

ひとこと:共に日記だけど全く別物だよね

18『同じ轍を踏まない』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『同じ轍を踏まない』

これができれば人生はとても楽になります。

毎日は小さな成功と失敗でできています。嬉しい事すなわち「成功」、嫌な事すなわち「失敗」です。

日記に思ったこと「感情」を書くということは、日々の成功体験、失敗体験を書き綴っていることになります。

そして反省をすることで繰り返されるであろう未来の失敗を回避できます。

失敗は些細なことほど早く書いておくべきです。失敗は二度三度と繰り返していくうちに被害が大きくなるものだからです。

例えば欲しくもない物をなぜか買ってしまった事を後悔しているとします。その時は、その後悔を思いっきり日記に書きます。

「なんで買っちゃったんだろう、せっかくのお給料をどうしてこんな使い方しちゃったんだろう、マジでいらないこんなもの!」

済んだことは仕方がありません。だけど済んだことを、思い出したくないという理由で見て見ぬ振りをすれば学びがありません。

無駄な買い物を後悔したという失敗から、未来において無駄な買い物をしなくなるのであれば、この失敗から学んだことは大きいです。

失敗という貴重な経験からできるだけ多くの事を学び、今後につなげていく為に5years diary(5年連用日記)があります。

その辺のメモではなく、大切な日記帳に 「なんで買っちゃったんだろう、せっかくのお給料をどうしてこんな使い方しちゃったんだろう、マジでいらないこんなもの!」 と書くことで、自分の中に強い印象が残ります。

不甲斐ない買い物をしてしまった自分を日記帳に書き残したくない気持ちは分かりますが、敢えて書く必要があります。

お金は大人になれば扱える額も大きくなります。だから少額のうちに直した方がいいです。

20代は洋服で失敗し、30代はブランド品で失敗し、40代はマイホームの購入で失敗していていたら目も当てられないでしょう?

こういう悪癖は、小さなうちに直しておくべきですし、小さい方が楽に直せます。

お金の使い方だけでなく、人との付き合い方、知識の学び方、生き方全般において(と言ったら大袈裟でしょうか)大きなしくじりをした人は、その前に似たような小さな失敗があったにも関わらず無視してきたのではないかと思います。

5years diary(5年連用日記)に悪癖を書けば、何でもかんでも直るのかと問われれば「1回では直らないかもしれません」と答えます。

だけど確実に減っていきます。

そしていずれ直ります。

ひとこと: これは本当のことです。

19『なぜか褒められる』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『なぜか褒められる』

これは不思議な現象ですが、日記をつけているというだけで周囲から褒められることがあります。「偉いね」「すごいね」と言ってもらえるのです。

私は心の中では「どこが?」「なんで?」と思っていますが、褒められるというのは無条件に嬉しいですので、ついデレデレしてしまいます。

5歳児なら「大きくなったね」「偉いね」と、頑張った云々ではなく褒められることもあるでしょうが、大人になったらそうはいきません。

「毎日必死で電車通勤してるんですけど」と訴えても、「誰だってそうよ、当たり前のことを自慢気に言うんじゃないの」と軽く窘められてしまうのに、「日記つけてます」と言うと「えーすごいね」と即レスをされます。

そういう人は日記を書いていないのだな、と分かります。だって日記って全然すごいことじゃないんだよ。

ヘタレな自分を日々励まし、誰にも知られたくないダークな心中をだたひたすらに毎日書き出してるだけです。

逆に日記に毒を吐かない人達はどうやって日々を乗り越えているのだろう、「その方がすごいよ」というのが私の本音です。

5years diary(5年連用日記)という商品は確かに「すごい」です。「すごい良い習慣」です。

だから、すごいのは私じゃないです。日記を書いている人がすごい人ではないです。

誰だってできるし、いつからだってできるし、ちっとも大変じゃないのに、たぶん多くの人が誤解をしているんですね。

私はいつか世界中の人が、歯ブラシをするのと変わらないくらい当たり前に、日記を書く習慣が根付くといいなと思っています。

そうしたらもう日記を書いてるなんて事は褒められたりしなくなるでしょうね。歯ブラシを毎日したって誰も褒めてくれませんもんね。

褒められたくて始めるのは動機としては不純なのかもしれませんが、結果として日記をつけるという習慣が身に付くのであれば、きっかけはそれでもいいと思います。

今ならまだ、褒めてくれる人はたくさんいると思うしね^^

ひとこと:褒められて悪い気はしないから、やっぱりデレデレしちゃうよね

20『英語で書くのはおすすめしない』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『英語で書くのはおすすめしない』

英語を日本語と同じくらい使えるのであればいいですが、英語の勉強を兼ねて5years diary(5年連用日記)を英語で書くのはお勧めしません。

私は2004年5月21日~9月30日まで4カ月くらい英語で書いていました。その頃、英語を勉強しており、書く練習を兼ねての事でした。

知っている単語を並べて書いてみるというのは5行だけなら案外なんとかやれるものだな、と思いました。

ところがすぐに表現が単調になり、言いたいことが上手く表現できず、同じ文ばかり繰り返し書かざるを得なくなってきました。

頑固な私は「一度決めたことだから、ちゃんと英語の勉強して言えることを増やせば問題ないんだ」とできる限り続けました。

結局は断念したわけですが、今読み返すと、チンプンカンプンとまでは言いませんが…何が言いたいのだろう、どんな気持ちなのだろう、と測りかねます。

日本語であっても書き終えた日記と心に思っていることにギャップを感じることはあります。

感情をそのまま文章にすることは母国語であっても難しいときがあるのです。

5years diary(5年連用日記)は「思ったこと」を書く感情の記録です。

自分の心を素直に表現できない言語で日記を書いても、読み返した時に得られるものはないのです。

一方で英語の勉強をしている人が英語で日記を書くというのは良いアイディアだと思います。

その時は5years diary(5年連用日記)ではなく別のノートに書いた方がいいです。

5years diary(5年連用日記)を書くときは日記を書く時間です。これは「思ったこと」を日本語を駆使して、できるだけ忠実に書き綴り、生涯手元に残しておく為にやっている行為です。

英語で日記を書くときは英語を勉強する時間です。これは他人とコミュニケーションをとる為に、英語で言いたいことを伝える訓練です。

この時書いたへたくそな英語は、書くネタが身近な方が覚えやすいから日記にしただけのことであって、後日読み返す為に書いているのではありません。

両者を混同させるのは効率がいいように思えますが、残念ながら逆です。

ひとこと:失敗ってやってみないと分からないからね、ドンマイ

21『デメリット』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『デメリット』

これについては幾度となく考えたのですが、出てくる答えは「ありません」です。

読み返すと恥ずかしい時がある…くらいでしょうか。

ですが、この恥ずかしいところが実は5years diary(5年連用日記)のいいところでもあり、続けてよかったと思える日が必ずきますから、デメリットとは言えません。

(恥ずかしい原因はこちらの記事:https://5yearsdiary.com/29-essay/

日記帳の保管は場所をとりませんし、書くにあたってまとまった時間も必要ないですし、文字を書くという作業そのものは大変じゃないですし、書く内容も難しいものではないですし、1冊3000円くらいですが毎日5年間も使うのでコストという程お金もかかりませんし、やっぱりデメリットは思い浮かびません。

続かなくて自信を喪失したということであれば、日記をやめたことのデメリットと言えるかもしれませんが、日記を書くことによるデメリットではありません。

「日記は百徳あって無害」これが私が導き出した答えに等しいですが、間違っていたらご指摘ください。

ひとこと:デメリットはない

22『自分応援団』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『自分応援団』

本当はもっと頑張りたいし頑張れるのに、なぜか躊躇してしまうことあります。

引っ込み思案とか出し惜しみをしてるというわけじゃないけど、どういうわけか全力を出せないことあります。

そういう日こそ日記を書くべきです。

まずは情けない自分を思いっきりさらけ出し、次はそうならないよう応援の言葉をかけます。

他人に知られたくない本音、カッコ悪い弱音を日記には書くのですが、同時に自分にかけてほしい言葉、こっぱずかしくなるような応援もまた日記になら書くことができます。

5years diary(5年連用日記)の中で照れは無用です。

「ガンバレ、頑張ろう、Fight、大丈夫、うん!」他にもたくさんの言葉を使って、私の日記帳には自分を応援する自分が無数にいます。

普段、日中は日記のことなんて考えていません。毎日日記を書くけれど、日記を書くために生きているわけではありません。

だけど、仕事でへまして怒られて(というか怒らせてしまって)「やばい、へこたれそう」と心がしんどくなった時、私の5years diary(5年連用日記)が頭をよぎることがあります。

「過去の私が応援をしてくれている、よしもうちょっと頑張ろう」と思えるのです。

5years diary(5年連用日記)に良いことだけを書いたり、未来の行動を書いたり、夢や希望だけを書いていたのでは、この応援団は作れません。

応援団の正体は過去のヘタレな自分たちなのだから、ダメな日の情けない自分を書き残してこそ得られる効果です。

そして、たぶんこれは何年も書き続けなくても得られる効果です。

まずは5years diary(5年連用日記)に「思ったこと」を数日書いてみてください。

すると日中「あーもうダメかも」と思った時、過去の自分の言葉に背中を押され勇気が湧いてくるのが分かります。

日記のことなんてすっかり忘れて作業に没頭していたのに不思議です。

そして「今、頑張ってこれを乗り切ったら、今日のダメダメな自分を日記に書こう」と、過去の自分からの応援に感謝し、未来の自分を励ましてやろうと思えてくるのです。

そうやって私はこれからも、5years diary(5年連用日記)に自分の応援団を育成していくのだと思います。

ひとこと:フレーッ!フレーッ!ジィ・ブゥ・ンッ!!

 

23『誰かに見られたらどうしよう』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『誰かに見られたらどうしよう』

嫌ですよね。やましいことを書いているわけでは無いけれど、日記を誰かに読まれるというのは想像するだけでゾッとします。

私の家族は日記を見たりしないので、実際に見られたらどういった害が起きるのかという実例は書けません。

「日記にそんなことを書いてるのか」と知られて困ることはないですが、見られるのは不愉快です。

私の両親と妹は日記を書いている私を珍しいものでも見るように眺めてはいましたが、何を書いているのかという無粋な事を聞いたりはしませんでした。

ところが夫は気になって仕方がないようです。

夫「何書いてるのか教えてよ」

私「別に大したこと書いてないよ」

夫「じゃあ見せて」

私「嫌だよ」

夫「俺の悪口書いてるんだ~!」

私(子供かよっ!!!)

もし夫が私の日記をこっそり見るような人なら、そもそも結婚していません。人の日記を盗み見るような奴は信用できませんし、そんな輩とは付き合いません。

さて、この「見せて」事件は友達でも起こり得ます。私の家族はそうではなかったけど、こっそり子供の日記を読んじゃう親だっているかもしれません。

なので日記を書いていることを言わない、というのが得策ではないでしょうか。

本当に信用できるまで、この人は私の日記帳を見るような人じゃないと確信を持てるまで、5years diary(5年連用日記)の存在を伏せておくのがいいと思います。

毎日の事で、狭い家の中、5分だけでも一人きりの時間を確保し続けるのは難しいでしょう。だから一緒に住むのであれば、いずれは話さざるを得ないと思います。

でも始めてすぐに、うっかりしゃべってしまうと、相手の好奇心を煽ってしまいます。

「ねぇ、何書いてるの?」と聞かれたら、「答えたくない」とは言い辛いです。

5years diary(5年連用日記)の内容を共有していいのは過去と未来の自分だけです。

絶対に誰にも見られない安全地帯だからこそ、羽を伸ばし、本心を書くことができます。

「誰かに見られたらどうしよう」という不安は、書く内容に影響します。

見られた時の対策を施した文章では、5years diary(5年連用日記)のメリット・効果は発揮できません。

「思ったこと」というのは形がないので、捉えどころがなく、模写するように分かりやすくきれいに描くことはできません。

つらつらと文字を綴ることで、ようやくその一部が表現できてきます。

つたない文章で大丈夫です。「思ったこと」を書いていると、文になっているかどうかも怪しい、変な文章になるものです。

ですが、その他人が読んだら全くもって何を言っているのか分からない文章が、自分には写真でも見ているかのように理解できます。

5years diary(5年連用日記)は他の誰でもない自分の為だけに存在します。

絶対に誰にも見せてはなりませんし、見せることを考えてはいけません。

ひとこと:見たら絶対に許さないからね

24『軸』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『軸』

終始一貫、主張の変わらない人っていますよね。同調圧力に屈っせず、自分の中に芯があると言えば聞こえはいいですが、一言で言えば「ただの頑固」です。

たぶん私、それです。自覚もありますが、周囲の人からよく言われるので、本当にそうなんだろうなって思います。

これは「卵が先か鶏が先か」といった類の話になってしまいますが、元々こういう性格なので日記を書いているのか、日記を書いているから主張がはっきりしてきたのかは分かりません。

だけど20数年5years diary(5年連用日記)を書き続けてきた私の意見は、「日記の影響が無いはずがない」です。

書いていて分かるんです。「あー今、私ブレブレだな」って。心の中には常に相反する気持ちが共存しています。

「このままじゃいけないvsこのままでいたい」の闘いは誰でも経験があるはずです。日記を書いていると「49vs51」のように、最初は互角の闘いにも、いずれ決着をつけざるを得なくなってきます。

その勝者が自分の「軸」となっていくのです。

どちらの意見が勝つのか最初は分かりません。「このままじゃいけない」と「このままでいたい」はどちらも強者なので、五分五分の攻防戦となります。

ですが、いずれ「その時」はきます。かかる時間は内容により異なりますが、最後は割とあっけなく、一方が圧勝します。

進学、恋愛、就職、子育て、生きているというだけで日々様々な葛藤が勃発と決着を繰り返しています。

日記にね、その成り行きを書いておくといいですよ。5years diary(5年連用日記)の最も効果的な使い方です。

のど元を過ぎると、選び取った結果だけが記憶に残り、なぜそれを選んだのかという過程を忘れてしまいます。

だけど大切なのは「過程」の方です。それが「軸」だからです。

例えばこういうことです。

私は子供がいますが、産休・育休を経て復職後、仕事を続けるべきか悩みました。

「このままじゃいけない」

子供の体調があまり良くなさそうな日だって保育園に預けて出社し、可哀そうなことをしているという罪悪感と一緒にいてやりたいという気持ちで胸が痛い…結局仕事にも身が入らず…何してるんだ…私…

VS

「このままでいたい」

せっかくの慣れ親しんだ職場を離れたくない、自分の収入を確保していたい、子供を預けて働いている母親は私だけではないのだから仕事を辞めなくてもいいはずだ…ちゃんと育児はしている…できてるよね私…

この葛藤を胸に抱えながら過ごす日々は苦しいのですが、焦って結論を出さず、5years diary(5年連用日記)に思いを綴りながら決着の時を待つのです。

数か月後、この闘いを制したのは「このままでいたい」でした。

私は仕事を辞めず子育てをする道を選び取り、現在に至ります。

仕事を辞めたいと思うことなんてしょっちゅうですが、「子育てとの両立の闘い」においては決着がついているので、もう悩みません。

次は「この上司とやっていけるだろうかの闘い」について攻防戦を繰り広げることになるのですが、やはり焦って結論を出さず、5years diary(5年連用日記)に思いを綴って決着の時を待つのです。

同じ結論を出していたとしても、本物の「軸」を形成できるかどうかは、その過程を覚えているかに寄るところが大きいと思います。

過程を忘れてしまうと、何度も同じ事で悩む羽目になり、次もまた同じ結果を導き出すか分からないからです。

ひとこと:軸は多少ブレてても、無いよりはあった方がずっといいよね

25『どうしても書くことがない!』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『どうしても書くことがない!』

夫と話していたら「書くことがなくて日記帳の前でただ座っているのが辛い」というような事を言いました。

おそらく今日という日を全て書き出そうとしているのでは、と思います。たくさんの出来事をたった5行に凝縮するには無理があります。書くことがないのではなく、多すぎて決められないのだと思います。

日記帳を開き、ふっと心に浮かんだ事を書き始めれば、5行はあっと言う間に埋まってしまうはずなのです。

今日は家事を済ませてから子供とドーナツを買いに行った。家で一緒にクリスマスプレゼントをPCで探しながらドーナツを食べて、お昼に焼きそばを食べてから、スーパーに行った。ワインコーナーが20%オフだったから、クリスマスに飲む用のを3本買った、あとは料理を考えよう。

これダメ!

今日あったことを羅列する日記は続けるのが辛くなります。

それに後から読んだときに「ふーん、それで?」と自分でツッコミを入れたくなります。

思ったことを書いてないと、「そなことあったっけな」とは思うけど、鮮明な記憶が蘇ってこないんです。

ドーナツ食べながら「どっちがいいと思う?」とか言って子供かわいかったな、クリスマスプレゼントを自分で選ぶ歳になったんだね、ワイン喜んでくれるといいな、20%オフで3本買えてラッキー!料理も考えないとな、夫と子供に喜んでもらえるクリパにしたい、準備楽しいなぁ~

こんなんでOK!

印象的だった出来事や会話を思い出したら、それについて「思ったこと」を5years diary(5年連用日記)には書いてゆくのです。

もし、どこにも行かなかった、誰にも合わなかった日であっても、「思ったこと」を書くことに変わりありません。

一日中ゴロゴロしながらTV見て終わったな…なんかしなきゃって思うけど、ダルくて面倒。仕事が忙しくて疲れがたまってるんだな、こうやってダラダラする日も必要だよね。

アリです!20代の週末はよくこんな事書いてました。

こんなこと書いても時間と紙の無駄だと思われるかもしれませんが、それは違います。

5years diary(5年連用日記)を書いてきたから分かりますが、これは忙しすぎる仕事に対する対処方法を考えるきっかけになっています。だから「何もしなかった日」はあっても、「なにも考えなかった日」はないのです。

それでもやっぱり「どうしても書くことがない」のであれば、好きな歌詞を書いたらいいのでは、と思います。私はやったことないけど…

好きな言葉を探したり、何かを引用しようとすると調べる時間がかかるので、好きなアーティストのよく口ずさむ曲を歌いながら書き出してみたらいかがでしょうか。

1行だけでも好きなフレーズを書いたら、心がしゃべりだして日記を書く手が動き出すと思います。

ひとこと:ウルトラソウル!ヘイッ!!

26『自分を焚きつける』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『自分を焚きつける』

2段目以下を書いていると「昨年も同じことを書いているな」と思うことがよくあります。

例えばこのブログを立ち上げたときもそうです。

最初に5years diary(5年連用日記)の良さを発信したいと思ったのは、昨年の今頃です。

1年間、やろうかやるまいか、いろんな理由を並べて動けずにいました。

そんな風にウジウジ同じことばかり繰り返し書いている自分に「もうっ!」と思ったんですね。

「なんだぁ、なんだぁ、ずっと同じこと夢見てぶつくさ言ってないで、さっさと叶えてやりなよ!」と、日記帳の中の自分が焚きつけてくる感じがしました。

私はこれが初めてではありません。

過去に何度となく同じ気持ちを経験してきました。

何も行動を起こさないで、何かを成し遂げることなんてできないことは分かっているのだけど、動くきっかけ、原動力が充分でないときのモヤモヤは、もう日記に書く以外の行き場がありません。

モヤモヤを書いて、またモヤモヤを書いて、それを読み返してものすごいモヤモヤして、もうモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤって限界になったら、イラっとした自分に喝を入れられるんですね。

5years diary(5年連用日記)は不思議です。

私の事なんでも分かるんだな、絶妙のタイミングで欲しい言葉をかけてくれるんだな、って思います。

内容にも寄りますが、行動に移すまで数年かかることなんてざらなので、翌年に動けたのであれば御の字です。Good jobです。

いざ行動に移すと新たな悩み、考えなければならなことがたくさん出てきますので、初めの一歩のハードルを越えた日の記憶はあっという間に薄れていきます。

だけどこの気持ちを忘れる事はないです。

日記帳の中の自分が、ウジウジした自分を焚きつけてくる瞬間の気持ちは、なんと言うか、「イタきもちい」みたいな?苦しいけど爽快な感じです。

これは5years diary(5年連用日記)の特徴です。

私は今ではこれを逆手に取る使い方をしていて、ああしたいこうしたいを積極的に書いています。特に上段に多いです。そして下段の方で伏線回収、夢を叶えるべく実行に繋げていきます。

ひとこと:燻ってる思いがあるなら日記に書いちゃいなよ

27『チャンスの到来を逃さない』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『チャンスの到来を逃さない』

ピンチはチャンスです。言い換えると、ピンチの無いところにチャンスは無いという事です。

思い返してみると「あの転換期はピンチを切り抜けたからあったんだよな」と分かるのですが、ピンチの渦中にいるときは、意外とそのことに気が付かないものです。

どうしよう、なんとかしなくちゃという不安で頭がいっぱいで、辛い現状を打破することしか考えられないので、チャンスだとかのん気なこと言ってられないというか…気が回らないのですよね。

5years diary(5年連用日記)を書いていると、このチャンスにいち早く気が付くことができます。

日記を書きながら、もしくは今日書いた5行を読み返した時に「あー、マズイなぁ」とか「なんかヤバイくない?」という感想を持ったら、それはピンチだと自覚できます。

ピンチとは一世一代の大勝負だけではありません。

日常生活に当たり前のように存在しています。

例えば、やりたくない仕事を押し付けられそうになっているとき、部屋が散らかってるのに人が来ちゃったとき、宿題が提出期限に間に合わなそうなとき、着ている洋服が気に入らなくて憂鬱な日を過ごしたとき、どんなことでも「ゲッ」と思ったらそれは全てピンチです、つまりチャンスです。

「は?そんなこと?」と思われるでしょうが、「はい、そんなことです」

そもそもチャンスは、何もないところに作ろうと思って作れるものではないと思います。転がっているピンチをチャンスに転じる他ないのではないでしょうか。オセロの黒を白にひっくり返すみたいな感じです。

では一体「何のチャンス」なのかというと、それは、その時点では分かりません。

ピンチを乗り越えてみないと、チャンスの正体を知り得ません。

時間は待ってくれません。出来事には必ず終わりがあります。ピンチをチャンスに転じて成功体験とできたのか否かを5years diary(5年連用日記)に書き残すことで学びを得ます。

些細なピンチを「チャンスに転じているんだ」という自覚をもって日々を過ごしていると、大きなピンチが来た時にも動揺せずに立ち向かえます。

辛く長いピンチも、何かのチャンスであると分かっているから、逃げ出さずに頑張れるのです。

5years diary(5年連用日記)を読み返せば、自分がいかにたくさんのピンチをチャンスに転じてきたのかを知り驚くと思います。

毎日少しずつ自力をつけてきた自分に「なかなかやるじゃん」と、誇らしい気持ちになるものです。

そういう風に自身を振り返ることができるツールを、私は他に知りません。すごくいいものですよ。

ひとこと:一面真っ白にはなかなかならないんだよなぁ

28『期待し過ぎ』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『期待し過ぎ』

日記を書いて、「夢を叶えよう」「表現力を磨こう」「語彙を増やそう」「記憶力を鍛えよう」「綺麗な字を習得しよう」「家計を見直そう」「語学勉強のツールにしよう」などと思ってませんか?

日記に多くの期待をし過ぎです。

結果としてそういう効果をもたらす事はあると思います。

だけど、はなからそんな期待をしていては続かないと思います。

せっかく意を決して5years diary(5年連用日記)を始めるのだから、いろいろ意味を詰め込みたくなる気持ちは分かります。

ですが、5years diary(5年連用日記)を書くことで、こうしたスキルアップは期待しない方がいいです。挫折の原因になります。

日記を書いて鍛えられるのは「心」です。

「え、心だけ?じゃぁ、やらない」となりますよね。だから皆やっていないんだと思います。だけど考えてみてください。

「語学を習得して、蓄えた語彙を生かし、 磨き上げた表現力と覚えた知識を駆使して一財産築いた小説家」の「心」が弱いはずがない。(でしょ?)

スキルアップを果たす為には、鍛えられた「心」が必要だと思うのです。

スキルアップには、それ専用の行動を取らなければなりませんが、習得できるまで粘れるかどうかは「心」にかかっています。

5years diary(5年連用日記)で「心」を鍛えつつ、別の努力でスキルアップを狙うのが本筋ではないかと思うのです。

日記とスキルアップを一緒くたにするのはよくないですが、同時並行で進めることはできます。その方がむしろ良いと思います。

5years diary(5年連用日記)には「思ったこと」を書きます。それも1日たったの5行です。

あれもそれもと欲張った期待に応えられるほどの、努力と言えるほどの事はしていないのです。

日記は誰にでもできる、努力のいらない簡単な作業です。

ですがこの簡単な作業を、長い年月をかけ繰り返すことで「心」は確実に強くなっていきます。

日記を書いていて良かったと思える日は必ずやってきます。スキルアップとは違う形ので見返りが絶対にあります。

5years diary(5年連用日記)を書いた人にしか分からないこの見返りについて伝えようと、私はこうしてブログを書いているのですが、これがなかなか難しい…

ひとこと:日記を書いたらスッキリするよ、今はそれだけでいいんじゃない?

29『ドキドキ』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『ドキドキ』

もし過去の日記を読み返して「恥ずかしすぎる!無理!!」と日記帳を閉じてしまいたくなるようなら、それはよく書けています。5years diary(5年連用日記)の使い方として、大成功です。

日誌や人に見られた時の事を意識して書いた文章には、感情が乗らず本音が書けません。

本音の中にしか本当の目標(夢)や反省が綴られないので、もし「そんなこともあったけな」とケロッと読めてしまうなら、5years diary(5年連用日記)を生かし切れていません。

私も昔の日記を見るときはドキドキします。顔が真っ赤になって、変な汗をかくし、息が苦しいし、ドキドキし過ぎて首の脈が痛くなるほどです。

本気で変わりたいと悩んでいる姿とか、夢が叶って無茶苦茶浮かれてる様子とかね、もう恥ずかし過ぎて見てられないんです。

だけど少し息を整えて、他人事と思ってよく見てください。例えば、友達や兄弟姉妹の話だったらと置き換えて見てみてください。

「すごい頑張ってるな」「偉い!やったね」と素直に褒め称えることができます。

つまりね、他人からは自分がそう見られている可能性が高いってことです。

身近な人からの評価というのは、面と向かって言ってもらうことはあまりないです。だから友達や家族が自分をどう見てるかなんて、知ることができないのです。

学生の時は生活態度という形で評価されるし、社会人になれば給与やボーナスの査定と称して面談もあります。だけどそういう人たちの評価は本当じゃないことが多々あります。

私の全部を知らないくせに勝手なことを言う、一瞬、一面しか見てないような他人に自分の評価を預けてはいけません。

「この人には私がそういう風に見えているのか」と受け入れることはあっても、そこで言われたことが全てではありません。丸呑みをしてはダメです。

本当の自分を綴った日記を見て恥ずかしいのは、日々の頑張りの記録を見て、自分で自分を正しく評価できるからです。

自分だけはそれを見て、赤面しながら「あっぱれあっぱれ」(とは言わないかもだけど)と大いに褒め称えていいんですよ。自分の本当の姿を知るのはいいことです。

「私は意思が弱くて日記とか続かないから」と自分に厳しい人がいますが、日記を書くメリットを感じないからやめたのでしょう?

その時はそういう選択をしたのです。私はそういう人の意思は弱くないと思いますよ、どちらかというと強いんじゃないかな?だって、止めるのもけっこう勇気がいるもんね。

もしまた書いてみたいと思うのであればやってごらんよ。

続かないかもと思うのであれば「また続かないかも」と日記に書いてごらんよ。

そして来年、それを読み返しながら「ドキドキ」しようよ。

ひとこと:よく頑張ってるね

30『デコってはならぬ』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『デコってはならぬ』

せっかく買った日記帳だから、自分専用にかわいくしたくなりますよね。よく分かります。地味な市販品の日記帳をデコりたくなりますが、これはグッと堪えてください。

スタンプのインクや、シールの糊は長期保存に向いていない事が多いです。

カラーペンも何十年も経つと色が変わっていたりします。

5years diary(5年連用日記)は生涯手元に置いておくものです。何十年と保管するので、品質を保つ為に、経年劣化するものを使わないでください。

また、好みが変わることもあります。色やデザインは取り込まず、ボールペンを使って文字のみで書き進めることをお勧めします。

日記帳に日記を書く以外で、私がやっていてこれは良かったなと思う事は、証明写真を巻末に貼ることです。履歴書、免許証、パスポート、TOEICなんかでも証明写真が必要ですよね。

証明写真は、1コマ使った後、余りがでます。私はそれを1コマ切り取って、日記帳の最後にある余白ページみたいなところに貼っています。

そして、「2001年免許証」のように書き残しています。

20年前の写真は色あせて、セピア色っぽくなっているけど、それほど劣化はひどくないです。

別にやらなくてもいいんですよ。これは「楽しい」というだけで、メリットはないです。

特に最近撮った証明写真の場合、今持っている免許証の写真と同じなので、何が面白いか分からないと思います。

だけど20年前の証明写真って意外と残っていないんです。

スナップ写真と違って共有している人もいないですし、財布に入れて毎日持ち歩いてたのに、すっかり忘れ去られちゃうなんて、なんか寂しい…

写真はアルバムやデータ保管が主流だと思いますが、あの小さくて他に行き場のない写真を取っておくなら5years diary(5年連用日記)なんてどうでしょうか。

ひとこと:シールとスタンプはやめときなよ

もうひとこと:このブログは少しデコった方がいいかもね

31『○○日記』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『○○日記』

5years diary(5年連用日記)は自分の気持ち「思ったこと」を記録し、その綴られた本心から学びを得るためのツールです。

なので、目的別の記録のような日記には不向きだと思います。

例えば、ダイエット日記、育児日記、夢を達成するまでの日記など、期限を区切って頑張りたい事や誰かと中身を共有するかもしれない内容は5years diary(5年連用日記)ではなく、個別のノートを用いる方がいいです。

ダイエットや夢を叶える為に記録を残すのだとすると、達成までは期間が短い方がいいのです。

5年後に10kg痩せたいとか、5年以内に海外旅行にいきたいなど、そもそものゴール設定が長すぎると間延びしてしまいます。

もちろん、日々の日記でこうした内容はちょくちょく現れます。そしてそれをできるだけ最短で叶えようと頑張った結果、5年かかってしまったということはあります。

ですがあくまで結果としてそうなったのであって、5年後にゴールを定めているわけではなりません。

私は育児日記も5years diary(5年連用日記)は向かないと思っています。

5years diary(5年連用日記)にはどうしても日常の感情を綴らざるを得ません。ですから将来、子供にあげることを前提に書く日記ではご自身の本当の感情(いいことばかりではないでしょう?)が綴られず、続けるのが苦しくなるような気がします。

私の日記帳も子供にまつわることだらけです。子供が産まれた日のこと、初めて寝返りを打った日のこと、しゃべった日のこと、けたたましく泣いて困ったこと、授乳が上手くいかなかった経験、それでも毎日可愛くて可愛くてたまらない思い、保活の不安…

全てをさらけ出すことで当時の記憶が鮮明に蘇ってきます。そして将来子供に語ってあげることができます。

ひとこと:目的別の日記は別に用意しよう

32『日記をつけないとどうなるのか』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『日記をつけないとどうなるのか』

どうにもならないと思います。今まで通りです。

5years diary(5年連用日記)にデメリットはないことは書きましたが(https://5yearsdiary.com/21-essay/)、始めない事によるデメリットも特にないと思います。

メリットを享受することがないだけです。そのメリットは今まで無かったものなので、これから先だって無くても困らないでしょう。

夫が言ったことがあります。

「歯磨きはしないと虫歯になるけど、日記は書かなくたって体調は悪くならない、メリットもデメリットも分からないから、書く意味が分からない、面倒くさいとしか思えない」

確かにそうだけど、なんとなく違和感を感じたので、私なりに考えてみました。

そして「心だって不調になる」という答えに至りました。

これを読んでいる人は、日記についてメリットやデメリットが知りたいと思っているから、ネットで検索をしてきたのでしょう?自分には日記が有効じゃないかと、なんとなく気が付いているんですよね。

たぶん、心がね、ちょっと虫歯になりかけている(不調になりかけている)のだと思います。

虫歯は目に見えます。ダメになったところを丸っと削って、金属を詰めてしまえば歯としての機能は取り戻せます。

一方、心は蝕まれていることが目に見えません。自分の直感が頼りです。

心のケアは、ダメなところを削り取ったりできません。他の物に差し替える事もできません。

だから日々、日記に思いを書き出して循環を促してやる必要があると思います。

最初は綺麗な水も、ずっと入れ替えなければ、いずれ澱んできます。

それになんとなく気が付いて、日記の事を調べていたのではないですか?

なら正解ですよ。5years diary(5年連用日記)はそういう人の役に立つツールです。

5years diary(5年連用日記)は「思ったこと」を1日5行書くだけの簡単な作業です。リスクや痛みを伴うような大変な作業ではありません。

必要なスキルは字が書けるということだけです。

未来・現在・過去いろんな角度から様々なメリットをもたらします。

きっと今抱えているモヤモヤも解消されます。

予め知っていて欲しいのは、ほんの数日で効果を期待してはいけないという事です。

心の不調というか、今のモヤモヤが腑に落ちるまでは年月がかかります。そして新たに生まれ続けるモヤモヤを対処するためには、たぶん一生日記を書き続ける必要があります。

それは面倒を背負い込んだことにはなりませんよ。

歯を磨くのと同じで、心を洗ういい習慣を身に付けるのです。

やらなくたって生きていけますし、どうせ見えやしない心のモヤモヤを無視し続けている人の方が多いと思います。

だけど、もし、今を少し変えたいと思うなら、連用日記を始めてみるべきです。

ひとこと:嫌になったら止めればいいんだよ、また今と同じに戻るだけだから

33『時のものさし』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『時のものさし』

私は数字だけを見てもいまいち時間や日数のイメージが湧きません。

アナログなツールを使い、視覚的に捉えやすい感覚に変換して認識しています。

例えばデジタルの時計で13:00と表示されていて、13:15には出掛けなきゃならないとき、「15分」と分かってはいるのですが、数字からでは長さを掴みにくいと言うのでしょうか…

私はアナログ時計を思い浮かべ、その角度をイメージします。「上の針が横にくるまで」と頭の中に90度の直角を思い浮かべます。そうすると遅れずに支度ができます。

そんな要領でこんな風に考えています。

1日は日記帳の5行分、1年は日記帳の1段分、5年は日記帳1冊分です。

カレンダーの日付は数字で見る分には分かりやすいのですが、時の長さを実感できないので、デジタル時計の15分と同じく感覚が掴めず、支度が遅すぎたり早すぎたりと見誤ってしまいます。

5years diary(5年連用日記)は1カ月・半年・1年という長い時をはかるものさしになります。

例えば、半年後に退職しようとか、1年後に結婚しようとか、カレンダーで見ると長いのだか短いのだか感覚が掴めないのです。その都度、印象が変わってしまったり…(皆はそんなことないのかな…)

私は5years diary(5年連用日記)の「5行xページの厚さ」で、その期間をボリュームにより把握しています。

これは未来への漠然とした不安を解消するいい方法だと思っています。

あっという間に感じたり、長く感じたりする長期間を、1日5行というものさしによって、淡々とはかることができます。

日記帳のページをまとめてつまんで、「これくらいあれば、こんな事ができるな」と時間を正しく見積もることができれば、「一体いつまで続くんだ」という途方もない気持ちから解放されます。

「いつかは、いつかは」と先延ばしを繰り返して、永遠にやってこないXデーを追いかけるだけの不毛な年月を送らずにすみます。

私の周りには5years diary(5年連用日記)をつけている人がおらず、この感覚について話をしたことはないのですが、いつかこういう話をできる仲間が欲しいと思っています。

今の日記帳を書き終えるころには、この夢は実現しているはずと、私は見積もっています。

ひとこと:時の見積りは正確にできていますか?

34『どーどー落ち着け私』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『どーどー落ち着け私』

子供が「歩くより走る方が好き」と言いました。

私は「なんで?走ると息が苦しくなって途中で止まっちゃうかもしれなから、歩いた方がよくない?」と言いました。

子供は「走った方が早く着くし、一番になりたいよ」と言いました。

私は「でも走っているとコケた時ケガするし、一番じゃなくてもいいんじゃない?」と聞きました。

子供は「大丈夫だよ、転ばないし、最後まで走れるよ、絶対に負けたくないよ」と答えました。

そうだよね。それよく分かる。

私も好奇心が旺盛なうえ、負けず嫌いなので、つい前のめりになりがちです。

自分の積極的なところは好きです。でも人のアドバイスも聞かず突っ走ってしまう悪い癖があるのを自覚しています。

歩いた方がいいと頭では分かっているのに、走り出したくなっちゃう、こんなペースで走ってたら最後まで持たないのに…

結局は止まる方法が分からず、もうケガするのを覚悟してコケるしかない、という捨て身の作戦を取らざるを得なかったという経験もあります。

「どうせ買うなら一番ハイスペックなものを」「せっかくだからフルオプションで」「いずれ必要になるから一式まるごと」一体なにに勝とうとしているのか分かりませんが、盛らずにはいられません。

使いこなせなかったPC、忙しいだけの旅行、手つかずのまま捨てた教材、集めちゃった玩具、止め時が分からない習い事oh…no…

突っ走って良いことはあまりありません。

コケて血だらだらの膝小僧を抱えて、メソメソ泣く羽目になるになることはよくあります。

徐々にかさぶたができ、治る過程で「あぁ、またやっちまった」と反省し、惨めな自分を日記にさらけ出すのです。

日記帳はいつだって優しいです。

この程度で済んでヨカッタネ…、次は気を付けるんだよ、そういうとこ直した方がいいよ、と根気強く何度も繰り返し語りかけてくれます。

5years diary(5年連用日記)にこうした経験を書き出すことで、自然と歩き方を学ぶことができます。

走らないということは勝負をしないということではなく、確実にゴールにたどり着く為の作戦なのです。

そう子供に教えてあげたいけど、誰かに言われてもピンとこないんだよね。経験を通して自分で学んでいってね。

そして10年をかけ、私は盛り上がって来た気分を「どーどー」となだめる技を身に付けました。

突っ走りたくなる気持ちが湧いてこなくなるのではありません。

「猪突猛進!」と叫びながら駆け出したくなるときに、「どーどー落ち着け私」という声を聞けるようになってくるのです。

10年もかけたのかよ、と笑ってくれて構いません。

人生は長く、私は100歳まで生きたいなぁと思っていますので、10年かかったけど30代で改善されたのだから、残りの70年は安心ってわけです。

ひとこと:私は歩くことが大好きだよ

35『もう!日記に書いちゃうからね!!』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『もう!日記に書いちゃうからね!!』

すごく怒ってムカついた時、私のような気性が荒い系の人は言い返しちゃうんですよね。

語気強めで、相手を傷つける事を衝動的に言い放ってしまう時があります。

後になって、あんなこと言わなければよかった、できることなら撤回したいと心底悔やんでも、放たれた言葉は回収できず、時すでに遅しです。

怒りの気持ちを出さないというのは健全ではないと思います。だけど感情的にその場で相手にぶつけるのはよろしくないです。

できれば一旦持ち帰って、対策を練ってから反撃に出たいものです。

カッとなって喧嘩になっても勝算があるか分かりませんし、みっともないと思われるのは避けたいので、したたかに行くのです。

そんな時に使える魔法の言葉をお教えします。

この記事のタイトル「もう!日記に書いちゃうからね!!」を心の中で絶叫してください。

驚くくらいスッキリするはずです。

検体数は残念ながら私ひとりきりですが、20年以上に渡り数百回は実験済みです。

そして帰宅後、日記帳にめたくそのけちょんけちょんに書いてやるんです。完膚なきまでのフルボッコにしてやりますよ。

日記帳の中は完全なるプライベート空間ですから、何をどう書いても大丈夫です。

書き出すことで、どう反撃に出るか同時に考える事もできます。

その場で感情を爆発させないというのは、周囲にも好印象です。大人の対応というやつです。

何より、売り言葉に買い言葉でヒドイことを言ってしまった自分を他人に見られなくて済ます。ああいう姿を誰かに見られるというのは耐え難いですよね…

私の5years diary(5年連用日記)には、ここだけの話、悪口もいっぱい書いてあります。

でも後から見て「言わなくてよかったぁ~」ってほっと胸を撫でおろします。

だってね、次回読んだときには、その時の気持ちが変わってしまって、もうそんな風に思ってない事が多いのです。

フルボッコにした人に、そこまで言わなくてもよかったと、言い過ぎたことの謝罪を書いたこともあります。日記の中なのにね、1人で何やってんだろう(アハハ)

その場で何かを言い返したところで解決する事はほとんどありません。

その事件をきっかけに行動を改めた結果、状況が変わるのですが、それは直後ではなく年月がかかります。

だから怒っている時間を日記の中でやり過ごすのです。この時間稼ぎのおかげで助かったことが何度となくあります。

ひとこと:心の中で言うんだよ、声に出すと変な人だと思われちゃうから

36『もう一度、挫折してるんだ』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『もう一度、挫折してるんだ』

「俺だって書きたいと思っているよ」と夫が言ったのが少し意外でした。

だって書きたいと思ってないから、書いていないのだと思っていたから。

自分の誓いを破ったトラウマというのでしょうか、「挫折」を認めるのは自分で自分を裏切っちゃったみたいな嫌な気分ですよね。

5years diary(5年連用日記)を続けてるニッキーには、そんな悩み分かるはずないって反論したいですか?

分かりますよ。

私ね、日記は続いてますよ、日記は、ね。

だけど、ダイエットとか、禁酒とか、綺麗なお部屋を維持しようとか、挫折いっぱいしてますよ。しまくりです。

今日からやろう、毎日やろう、1日1回、5分だけでも、と固く誓ったはずなのに、こんな最小限の目標すら守れないどころか、しれっと言い訳して、あっさりと撤回して、平気で無かった事にちゃう自分のふてぶてしさを、日記に残していて気付いたことがあります。

私はどうやら、挫折を悪いことと思っていない節があります。それどころか挫折を肯定しているようです。

日記をつけていると「何でやめたのか」を把握できます。

止めたことにも理由があります。「言い訳」がそれにあたります。

私はお酒が好きで、毎晩ビールを飲みます。最近太ってきたし、休肝日とやらを作らなきゃなぁと、「今晩は飲まないぞ、できれば明日も飲まないぞ」と朝に誓ったのに、昼までは確かにそう思ってたのに、夜になったら別人になってしまったみたい…プシュッ、グビグビ

そして酔っぱらって言い訳を書くわけです。日記帳にね、「健康診断の結果はよかったし、飲まないとストレス溜まるじゃん、その方が体に悪い」とか書いてるんですよ。

自分の図太さに唖然としますが、恥を承知で自論を展開させていただきます。

私はこの日、2つ決断をしています。

1つ目は「今日はビールを飲まない」2つ目は「やっぱり飲む」です。

これは1回の小さな挫折ですが、2回の小さな決断とも言えます。

最初は1にしようと思ったけど、やっぱり2にしよう、と意見を変えるのは恥ずかしいことではありません。

理由は「その方がいいと思ったから」で十分です。

自分で納得して、選択を変えただけなので、後悔はしていません。むしろちゃんと考えた結果、結論を覆したので満足度が上がっています。

日記に挫折した人は、何でやめたのか言えますか?

理由が言える人は「必要ない」と決断を下したので、その答えに満足しているはずです。

だけど「俺だって書きたいと思っているよ」と言う人は、やめた理由が分かってないと思います。

やめた理由が分からないから、「自分は根性がないんだ」とか言い出しちゃうと思います。

でもたぶんそうじゃないから、無駄に自分を責めない方がいいですよ。

そして、思考を止めない方がいい。思考停止は最悪です。

「ビールを飲むのやめようかな、いや、もう考えるのをやめよう」これが一番ダメです。

何も決めないことは、挫折もしないけど、納得した決断も下さないという逃げです。

「もう一度日記書いてみるよ」と決断をし、「やっぱり止めるよ」と、きっちり決断を下せたら、それは挫折ではなく納得の結果になります。

ひとこと:開き直りも大事だ(えっへん)

37『コツコツのコツ』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『コツコツのコツ』

夫に「ニッキーはコツコツ頑張るのが得意だよね、生まれつきっていうか、元々そういう性格なんじゃないの?」と言われました。

私がこうしてブログを更新しているのを見て、褒めてくれているのかと思いきや(!)

どうやら、日記を続けているのはそもそも特殊能力でも備わってるからじゃないの?誰だってできることなんじゃないじゃないの?と疑っているようです。

コツコツ頑張るには「コツ」があるのですよ。

5years diary(5年連用日記)をつけることです。

「またそれかよー!」という声が聞こえてきそうですが、無視させてください。

だって本当のことだもん。

私だってね、だぁ~れも見てないブログをこうして更新しているのが馬鹿らしいな、無駄なんじゃないかな、って思うことがありますよ。

だけど今日も書けます。明日も書きます。

「コツ」はね、日記帳に全てを打ち明けることです。

「言いたい事はちゃんと伝わっているのだろうか」と不安を打ち明け、

「いつか誰かの目に留まるよ」と自分を励まし、

「このブログを読んで日記を始めたんです、とか言われてみたいなぁ~」と夢を語り、

「その日が来るまで頑張るぞ!」と決意表明をしているのですよ。

5years diary(5年連用日記)を始めることに能力は不要です。

発想が逆です。

5years diary(5年連用日記)をつけていると、コツコツ頑張る能力が身に付くのです。

この能力は、けっこう魅力的でしょ?

無理なくコツコツ頑張れる能力は、あった方がいいに決まってる。

だからこうして5years diary(5年連用日記)を勧めているの。

せっかく始めたのに「続かなかった」って言う人が多いから、勿体ないな、日記の良さをちゃんと伝えられたらいいのになって、本気で思っています。

日記を書くこと自体が、それだけで既に良いことです。

気持ちの整理がつき、感情をコントロールでき、モチベーションを保てるとか、もう皆そんなことは分かっているはずです。

ただ、「コツ」を知らないだけなんだよね。

どうやったら毎日コツコツ続けられるのかを「思ったことを書くだけ」なんて一言では終わらせられないから、私はこれからもしつこくコツコツと「コツ」を書いていくつもりです。

ひとこと:一緒にがんばろう

38『日記を武器に』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『日記を武器に』

けっこう分厚くて頑丈ですから、背後から人が近づいてきたら、これで殴るのもありかもしれませんが、ここでお伝えしたい使い方はちょっと違います。

日記は強力な盾になります。

生きているということは、それだけで闘いを繰り返さなければなりません。

だから、みんな各々が自分の武器を持ち、技を磨き、戦略を練っています。

突然ですが、自分について書かれた文章を読んだことがありますか?

有名人なら誰かが書いてくれるかもしれませんが、大抵の人は何者でもないので、自分で書くしかありません。

自分という題材をテーマに毎日書く5行は、積み重なると強力な武器になります。

感情的に書いた文章も、適当に書いた文章も、時間をおいて読み返すと自分を冷静に分析する貴重な資料であり、自分に合った戦略を編み出す武器となります。

鍛錬を積み重ねた日々のことを、「練習は裏切らない」とアスリートは言いますが、5years diary(5年連用日記)もまた、あなたを裏切ることはありません。

世の中には理不尽な事がいっぱいあります。

自分が悪いわけでも、誰が悪いわけでもないので、闘い方が分からず戸惑ってしまうことがあります。

スポーツの試合であれば、対戦相手が見えますので、戦いようがあります。

ところが自然の猛威や、集団による間違った行動など、理不尽な目に見えない敵を相手にする場合、どう応戦していいのか分かりません。

「理不尽」は強敵です。

容赦なく叩きのめしてくる、とても嫌な存在です。

そんな奴にノーガードで打たれ放題にされてはなりません。

5years diary(5年連用日記)に「こんなはずじゃなかった」「なんで自分だけが」と途方に暮れる気持ちを書いてください。

直視するのが辛い現実に涙を流しながら日記に書くのは辛いですが、毎日続けてください。

「理不尽」に立ち向かう勇気はそうやって育てることができます。

日記帳が「心」を守る盾になってくれます。

「守ってばかりいても勝てないじゃないか」と思うでしょうが、「負けない」と言うのは強いです。

勝つ方法が分からなくても、負けない方法を知っていれば、こんなに心強いことはありません。

負けなければ、いつかは勝ちます。

ひとこと:どうして盾を持たないの?

39『本気の5分間』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『本気の5分間』

まさかとは思いますが、TVを付けたままとか、携帯電話をチラチラ見ながら日記を書いていませんよね?

日記を書いている5分間は、ボケっと過ごす5分間とは訳が違います。

自分の心と向き合う、本気の5分間です。

私は、日記は誰にでも簡単に書けるとは言っていますが、「ながら作業をしながら、とりあえず埋めました」は、良しとは言いません。

他のことを考えながら何十分もかけて嫌々書いた文章では意味がないので、それは無駄な時間と労力になりかねません。

なぜそんなこと知ってるかと言うと…

私もそういう日があるからです。

正確には、「あったから」です。

もっと正確に言うと、「今でもたまーにあるっちゃあるけど、昔に比べればだいぶ減った」のです。

たまにやっちゃうんです。そして後悔するんです。

TVを見ながら、コマーシャルの間に書いちゃおう、日記帳とボールペンをもって食卓に座って書こうって思ったんだけど…

そしたらちっとも書けていないのに番組が終わってしまって、次の番組が始まる前に書いちゃおうって思って、その前にトイレ行こうってなって、戻ってきたら次の番組始まっちゃって、日記帳を抱っこしながら2時間テレビ見た、という日がね…

結局はTVを消すか部屋にこもって、5分間の全集中が一番効率がいいです。

毎日書いているので、こんな日記がたまにあっても内容については特に問題はないです。

おそらくそれほど書きたいことがないから、こんな行動を取っているのだろうからね。

問題は、書いた内容ではなく、書いているときのスッキリ感の違いです。

歯磨き粉を付けて歯を磨くのと、何も付けないで磨くのとの違い(それ以上かも!)くらい違います。

音を遮断して日記帳に向き合うと、さっきまでは「書くことないな」と思っていたのに、なんだか急に「書きたくなってきた」となり、一気に埋まります。

そして、とってもスッキリします。

どんな内容であれ、こんな風に1日5行を埋めていくことをお勧めします。

スッキリした日はデトックスできた日、本音が出た日、という事になります。

本音を書き溜めて、ここから学んでいくのですから、まずは今日「本音を引き出す本気の5分」を5years diary(5年連用日記)と過ごしてください。

ひとこと:ラジオもメッ!!

40『夢を育てる』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『夢を育てる』

「ああしたいな」「こうならいいのにな」というのは夢の種です。

夢は公言した方が叶うと聞いたことがありますが、まだ種の段階で人に言うのは早すぎると思います。

他人は自分以外の人の夢の種を平気で笑ったり、否定したりするからです。

「そんなの無理だって!」「なに夢みたいなこと言ってんだよ」と笑われたら、種はどっかに飛んで行ってしまいます。

種をまくのに相応しい場所は5years diary(5年連用日記)です。

どんなに小さな種でも、たくさんたくさんまいていいです。

日記を書き続けるというのは、種をまき、水をやり、土を手入れしてるのと同じです。

自分の大切な夢の種は、自分の手で育てていくのです。

他人に公言する前に、自分に宣言をするのが先です。

素敵な人になりたいな、もっとやりがいのある仕事がしたいな、いつか買いたいものがある…芽の出る早さは異なりますが、ちゃんと世話をすれば、芽は必ず出ます。

それは綺麗な花を咲かせるのか、大きな木になるのか分かりませんが、ずっと自分の手で育ててゆかなければなりません。

人に話すのはそれからです。

咲き乱れるお花畑に、元気のない花が出てきます。

しおれかけた花や、なかなか育たない木は、もう育てても意味がないんじゃないかと、諦めそうになった時、他人に話すのです。

すると、害虫駆除を手伝ってくれたり、いい肥料を教えてくれたりして、これまでの頑張りに応えるように、助けてくれるのです。

種をまくところから手伝ってくれる人はいません。

誰もが自分の畑の手入れで忙しいのです。

5years diary(5年連用日記)をつけていなくても、夢を叶えている人はたくさんいます。

きっとご自身の畑の在りかを、しっかりと認識されているのだと思います。

私にはその方法が分かりません。

だからもし、これを読んでくれている人が、夢を育てるのに最適な場所を探しているのだとしたら、5years diary(5年連用日記)はどうだろうかと提案します。

ひとこと:次はどんな種をまこうかな

41『忙しくて忘れる』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『忙しくて忘れる』

仕事に追われ、家事に追われ、気が付くと今日が終わっていた、なんてこと普通です。

忙しい日に忙しかったことを書き残していないと、その日のことはあっという間に忘れてしまいます。

あのね、忙しい日だからこそ、日記を書くのを忘れてはいけません。

「忙しい」は、「心」を「亡くす」と書きます。

「忘れる」もまた、「心」を「亡くす」と書きます。

心というのはなくしやすいんです。

思ったことが心に留まっている滞在時間は非常に短い、だからサッと捕まえて、チャチャっと日記に書き残しちゃうんです。

忙しかった日というのは、得たものが多かったはずです。

得るものが多すぎて、処理しきれないから、すぐに忘れてしまうのだと私は思います。

私の経験ですが、20代は仕事に追われ、30代は仕事と育児に追われ、40代の今は仕事と育児に追われつつ夢を追いかけています。

こんなに充実した日々を書き残さずにはいられません。

5years diary(5年連用日記)に綴って、未来の自分にプレゼントするんです。

サッと書くためには、やはり日付の入った日記帳の方がいいです。

それ以外のコツは、あまりルールを作らないことです。

書く場所、書く時間、書く内容など、なんとなく決めておくのはいいですが、「そうでなければならない」と決まりを作ってしまうと、続けにくくなります。

ルールが無理のないルーティン化されていれば大丈夫と思いますが、たまにできない日があった時、例外を認める事ができないと、日記がルーティンから外されてしまいます。

書くか、書かないかの2択に追い込まないでほしいです。

一生書くのですから、ゆるっと、気長に続けるイメージが大事です。

忙しいから書かないのではなく、忙しいからこそ忘れないために書く必要があります。

ひとこと:さて、今日も忙しくなるぞ!

42『ほら、SOSを発しているよ』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『ほら、SOSを発しているよ』

心の底から助けを求めているのに、気が付いてもらえないのは苦しいです。

でも、「自分のSOSにいち早く気が付いてあげられるのは自分だ」ということに気が付いた、私の経験をここで共有させてください。

きっと同じ悩みに陥っている方のお役に立てると思います。

私も過去に辛かったことがあります。

汚泥のようなものがどんどん心に流れ込んできて、掻き出しても掻き出しても全く排出が間に合わず、とても苦しかったです。

家族には辛く当たり、職場でも迷惑をかけてしまいました。

結果として、私は電話サービスを行っている専門家の方とお話をし、回復に至ったわけですが、不調を感じ始めてから数か月後のことでした。

助けて欲しいときに「助けて」と大声で叫べる人はあまりいません。

そしてそんな時は自分でさえ、助けを必要としていることに気が付いていないのです。

毎日、日記で心のケアをしていたつもりでしたが、あの時の私は自分だけの力ではどうにもできないところまで来ていることが分かっていませんでした。

そうして5years diary(5年連用日記)にやりきれない気持ちを綴りながら月日が経ち、ようやく助けを求めている自分に気が付きました。

すると過去の自分が発したSOSを汲み取った私は、ほんの少し行動を起こしました。

まずは「私は辛い」ということを、周囲の人に言うことができました。

(どう言えばいいのか難しいですが)辛いのは私自身なのですが、それを助けてあげたい私もいて、後者の私が前者の私をどうしたら助けてあげられるか、他人に相談してみようと思った、といった感じです。

すると私の話を聞いてくれた人が、心の不調の相談に乗ってくれる機関があると教えてくれました。

私はインターネットでそのサイトをチラ見するだけの日をしばらく続けました。

それからようやく予約画面に記入するところまではいくものの、完了ボタンを押せずじまいの日々を過ごしました。

やっと「えいっ」と予約完了ボタンをクリックできたのは、そのサイトを気になりだしてから数週間後のことでした。

時間はかかりましたが、少しづつでも前進できたことを、本当によかったと思っています。

そして、どうやら「自分というのは自分のSOSを無視できない」ということを知りました。

SOSは一発では届きません。

いきなり大きな声で発することもできません。

日記に現状を綴ることで、未来の自分に気付かせることはできます。

未来の自分もまた苦しい最中ですので、あまり多くを求めては可哀想です。

できる範囲での小さな行動を繰り返していると、少しづつ前進していきます。

「サイトを見ただけで切っちゃってごめん」と思っている時点で、一歩進んでいます。

サイトを見ることすらできなかった自分が、それを繰り返すことで、予約までこぎつけたのです。

自分というのは、絶対に自分を裏切らない唯一無二の存在です。

過去からのSOSを現在の自分が受け止め、未来の自分へまたSOSを発するのです。

ひとこと:助けてやって

43『戻ってきたよ!』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『戻ってきたよ!』

1月1日の日記が大好きです。

巻頭に戻ってきて、1段下がった、自分の年輪をまた重ねたのだと実感できるこの瞬間がたまりません!興奮を抑えきれません!!!

私は今日から5冊目の4段目に日々を綴ってゆくのです。

日記帳が5段である事が意図してそうなのかは分かりませんが、私は意味があると思っています。

上段に書きつつも未着手で未練たらたらの計画を、下段で実行に移し、伏線を回収してゆくのです。

上段に書いた夢も、機会があればその都度、叶えてゆくのですが、大きな夢は複数年かかることの方が多いのです。

何もかもが計画的にとはいきませんので、脱線したり、予定外のことを行うこともしょっちゅうあります。

ですが、3年間、いつか…いつか…と思いながら温めてきた夢に着手するのに4年目は最適なのです。

過去に書き上げた4冊でそうだったから、私は知っているのです。

これを読んでいる方が、もし学生であれば、夢に着手するまでのスパンはもっと短くあるべきです。

「思いついたらすぐ」にやる勢いがないと、その時しかできない事がたくさんあります。

それにチャレンジして失敗に終わったとしても、リカバリーがきく、失敗が経験となって今後に繋がるとポジティブに捉えて突き進んでほしいです。

大人になると失敗が怖くなります。

若い時からチャレンジを重ねてきた結果として、今、手にしているものを失うかもしれないという恐怖から、新しいチャレンジをしたくないと思ってしまうんです。

それは実績だったり、地位だったり、プライドだったり、若い頃には無かったものを、少しずつ積み上げてきた結果だから、「失うのが嫌だ」という当然の反応と言えると思います。

だけど歳をとったからと言って、やりたいことが無くなる訳ではありません。

好奇心を抑え込むことが大人になったという事ではないはずです。

5years diary(5年連用日記)に不安や期待を綴りながら、慎重かつ大胆に、私は夢に向かって挑戦します!

ひとこと:燃えるぜ!!いや、たぎってるぜ!!!

44『SNS・ブログとの違い』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『SNS・ブログとの違い』

私は2013年頃、mixiに日記を書いていました。

今はこのブログと、はてなブログに記事(と呼べるほど立派じゃないけど)を書いています。

SNSやブログと5years diary(5年連用日記)とは、やはり全く性質が異なります。

5years diary(5年連用日記)は、種をまき、水をやり、土を手入れする、畑仕事のようなものに対し、ブログは畑で取れた収穫物を販売する、農協のような感じでしょうか。

収穫物が無ければ農協に持っていく物もないわけですが、実際、何も育てていない人などいません。

誰しもが必ず何かしらを育てています。

ですが、その在りかを認識していない人がいます。

「私には発信できる物がない」と言う人がいますが、違います。

発信できる物を書き残していないから、その存在を見失っているだけです。

「こんなことブログに書いたって…」と自分を卑下するのは、自分の頑張りの記録をつけていないからに過ぎません。

5years diary(5年連用日記)には小さな成功がたくさん綴られています。

どんなに些細な成功も、たった1回だけの努力では実らないことが分かります。

種をまくところから、花を咲かせ、果実を収穫するまでの頑張りを記録に残すべきです。

その経緯を見れば「こんなことブログに書いたって…」とは思わないはずです。

たった1つの工程、たった1つの実、たった1回の挫折に目を向けないで欲しいです。

ちゃんと自分の畑の在りかを、収穫物の多さを、試行錯誤を繰り返してきた頑張りを見てください。

ひとこと:豊作じゃんか!!!

45『代り映えしない』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。


『代り映えしない』

日記を毎日つけていると、代り映えのしない自分の日常がつまらなく見えることがあります。

私の妹は20代前半で結婚し、その数年後に母となり、今や4人の子供を産み育てています。

一方、私の20代は仕事と遊びしかしておらず、30代で結婚し1児の母となり現在に至ります。

私は妹のイベントの多さに気後れして、なんだか自分の人生は恥ずかしいと思ってしまうことがあります。

ですが、今一度、私の宝物、5years diary(5年連用日記)を読み返してみると、5年前と同じものなんてほとんどないことに気が付きます。

家庭や職場など、人と関係することは特にそうです。

私の場合この5年で、会社が引っ越し、部署を移動し、上司も何度か代わり、同僚達が入れ替わり…夫は独立し、家をフルリフォームし、子供は乳歯が生え変わるまでに成長しました。

ビフォー・アフターを見比べると、あまりの変化に「全然違うな」と感じるものの、毎日の連続したゆっくりの変化には気付きにくいものです。(アハ体験みたい)

だけど5年間、同じ環境でい続ける方が難しいんです。

大きな人生のイベントだけが「変化」ではありません。

私たちは、毎日の中で、少しずつ「変化」を続けています。

それを書き残しているか、読み返しているか、気付けるかどうかです。

気付くと「達成感」を感じます。

私はただのんべんだらりんと平坦な道を歩いてきたんじゃない、多少なりとも起伏のある山道を登ってきたのだと実感することができます。

山の大きさは関係ないと思います。

富士山に登りたい人も、高尾山に登りたい人も、それ自体に優劣をつけることでは無いと思います。

大事なことは「見える景色が変わっている」ことに気が付くことです。

自分が辿ってきた後にできた道を意識できるかどうかです。

代り映えがしない人生なんてないんですよ。

5years diary(5年連用日記)にビッシリ埋められた文字は、自分の軌跡です。

それを眺めて、こんなところまで登ってきたのか、と実感するのは気持ちがいいです。

そして先に待っている空白に、1歩1歩、1コマ1コマ、どう進んでゆくのかに思いを馳せるのは本当に楽しいですよ、やってみて。

ひとこと:意外と険しい道を登ってきたんだな

46『空白の5日間』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記の「過去からもたらされたメリット&効果」について書きます。


『空白の5日間』

私には2006年に空白の5日間があります。

5years diary(5年連用日記)を書き始めて8年目、2冊目の3段目に何があったのか、前後を読み返せば想像がつきます。

自分の事だもん、当たり前か(てへっ)

その翌年、2007年の私は少し驚いたコメントを残しています。

しかし空白であることに深く追及はしていません。

書くのを忘れたのではなく、どうしても書けない事はあると思います。

私は23年間、日記を綴ってきた中で、今のところこの5日間がそれにあたります。

だけどね、やっぱり書いておけば良かったと思うのです。

私が何を思っていたのか知りたいと、今となっては思うのです。

2007年の私は見逃してくれたかもしれませんが、2022年の私は知りたいです。

書き残していない気持ちは、絶対に思い返すことができません。

書き残していたとしても、完璧には思い出せないのだから、書き残していなければ、もう絶対に知ることができません。

だから記憶が遠のけば遠のくほど、その空白が気になって仕方がないです。

だけどこうした理由がある空白は許させれるべきだと思います。

珍しい空白だからこそ、「気になる」という現象を引き起こしているわけです。

だから、空白そのものが悪いと言っているわけではありません。

だけど、理由がない空白(=気が向いた時だけ書く)というのは駄目です。

先ほども書きましたが、書き残していない事は、もう思い出すことができないのです。

その空白が特別なことであれば、「書けなかった」という空白が物語る気持ちがそこにはあります。

だけど空白がそこかしこにあっては、5years diary(5年連用日記)の意味が半減してしまいます。

飛び飛びに書いてはいけません。

昨日と同じようなつまらない日、思い出したくないきつかった日、忘れてしまいたい恥ずかしい日を書き残してこその日記です。

当事者である自分が当時、書きたくないことを書くことは、未来の自分の為です。

こういう日から学ぶことは本当に多くて驚きます。

安心してください。未来の自分は過去の自分に幻滅したりはしません。

「書き残してくれてありがとう、よく頑張ったね」と言ってくれます。

空白なんて無いことが一番ですが、どうしても書けない日はあります。

それ以外は、ちゃんと思いを書き残していきましょう。

ひとこと:わざとじゃないけど、飛ばしちゃうことはよくあるんだよね、後日の日記で日付けを修正すればオーケーだよ

47『持っていく?』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『持っていく?』

日記帳を出張や旅行先に持って行くか悩むと思います。

まず、けっこう重たい。

なので、一泊二日の身軽な旅行に持って行くのは躊躇います。

そして、海外は盗難が怖い。

もし失くしたらと思うと、怖くて家から持ち出すのを躊躇います。

私も何度も迷いましたが、導き出した私の答えは「必ず持って行く」です。

20代の前半にアメリカに1週間程行ったときに、置いて行きました。

バックパッカーのような旅で、身軽でいたかったのと、失くしたら困るなと思ってそうしました。

私は代わりに準備した手帳に旅先での日記を綴り、帰国後そのページに挟みました。

これも駄目ではないけれど…

やっぱり持ってくればよかったなと思いました。

5years diary(5年連用日記)は私の一部です。

旅先の特別な気持ちだからこそ「その日の気持ち」を綴りたいです。

スーツケースは海外では無くなることがあると聞くので、私は肌身離さず、5years diary(5年連用日記)は機内に持ち込みます。

旅先を想像してわくわくしちゃって、機内で日記を書いたら、時差の関係で日付のマスがズレてしまったり、書きたいことが多すぎて、すごくちっちゃな字で書いていたり、そういうエピソードも含めて思い出になります。

旅先にも必ず日記帳を持って行きなさいと言っているのではありません。

旅先で日記を書くのも、旅の楽しみの一つになるよって言いたいだけです。

ひとこと:パスポート、持った!携帯電話、持った!日記帳、持った!!

48『始め時は、今』

日記が続かない方は、続けている方との違いが気になりますよね。

ここでは日記を書く時の「考え方のコツ&アドバイス」について書きます。


『始め時は、今』

市販の日記帳は1月1日から始まっているものが多いです。

4月1日から始まっているものや、日付が全く入っていないものもあります。

おそらく今から日記帳を買えば、すでに過ぎている過去の数日を空白のまま、途中から始めなければならない人が多いと思います。

私はその悩みを解消としようと思い、日付が選べる日記帳の制作に取り組んでいます。いつかは完成させ、ここで商品として販売するのが夢ですが、まだ先になりそうです。

自分で日記帳を作ってみて、市販品の素晴らしさを痛感しました。市販品の10倍近い価格がする私の作った日記帳より、日付が過ぎてしまっている市販の日記帳の方がいいと思います。

書き始めは「勿体ない部分」が出るかもしれませんが、書き終わりは揃います。つまり2冊目以降の継続において、市販の5years diary(5年連用日記)の場合はとても楽です。

せっかく始めてみようと思ったのなら、未来に向けて書き始めてください。

ひとこと:来年の1月1日を待たないで

 

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