14『軌道修正』

日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。

ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。


『軌道修正』

毎日5分、自分のことについて書き続けていると、自分の考え方や行動パターンに癖や傾向があることが見えてきます。

なんとなく分かってたことでも、日記という自分で書き残した文章のおかけで気付いていなかった細部に気が付くことが多々あります。

自分が気に入っている性格はそのままにしておけばいいですが、もし直したいと思うところがあるなら、その部分を掘り下げて日記に書き続けると、自然と修正されていきます。

「なんだかネガティブなことばかり書いているな」と思ったとします。

別にこのままでもダメじゃないけど、もう少しポジティブに物事を考えたいと思うなら、日記の中で自分の性格の軌道修正をします。

やり方は簡単です。まずは思った通りのネガティブな感情をそのまま書き、その後に少し引いた(距離を置く)感じで、このままでいいのかといった問いかけをします。

自分の中にネガティブとポジティブな人格を用意して、会話をするような感じです。

ネガティブの発言をポジティブがやんわり否すといった感じでしょうか。

例えば、どうしようもない人と付き合っていたとします。

友達からは止めた方がいいと言われるし、両親にも紹介できないし、自分自身もどこか大事にされていないことを察してはいるのですが、なぜか別れられない自分を正当化しようとしているとします。

「みんなの言うことも分かるけど完璧な人なんていないし、いつもヒドイことばかりじゃないもん。私が好きで一緒にいるんだから応援してくれたっていいのに。みんないじわる!」

まあ、惚れた弱み、痘痕も靨(あばたもえくぼ)ってやつですね。

こうして日記を書いていると、自分を大事にしていない自分を正したいと思うようになるものです。

だから最後に一言加えます。

「でも少し冷静になってみるものいいかもね」

頑なになっているとき、他人のアドバイスには到底聞く耳を持ちません。

自分自身の反省もなかなか入ってはきませんが、他人のそれよりは少しは届きます。

すぐには無理ですが、時間を経ると以前よりも素直に聞けるようになります。

5years diary(5年連用日記)は翌年、昨年のネガティブなことばかりを書いている自分に直面することが増えます。

そしてこのままでいいはずがないと軌道修正を始めます。

性格や考え方などすぐに変えられるものではありませんが、ずっとそのままというわけでもありません。

時間はかかっても、長い人生から見たらたったの1,2年の出来事です。

ひとこと:ぜんぜん痛みを伴わないよ、試す価値はあるんじゃない?

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