日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。
ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。
『ネバーエンディングストーリーを書いている』
日記には自分の人生という終わらない物語を書いているのだと思います。決して完結はしません。
だから今日をきれいにまとめようとか、今年を何か意味のあるものにしなくちゃとか、気張らなくて大丈夫です。
1冊書き終えても心境は同じです。私の人生はまだまだ続くし、全部で何冊になるかなんて分かりません。
きれいなエンディングになるとも限りませんし、そんな終わりを期待して書くものでもありません。
日記は常に「今」を書くもので、学びは全て「過去」からやってきます。「未来」にとっては「今」もまた「過去」になるだけなので、全ては流れるように繋がっています。
まずは今日、自分が思ったことを5行書く、これを毎日続けて物語を紡いでゆくという単純な作業です。
ほんの数日書いただけでは、しょぼいものにしか見えないと思います。
何も面白くないし、自分がつまらない人間だということを証明しているようで情けない気持ちになるかもしれません。
だからといって、そこで止めてはいけません。
どんなにドラマチックな小説も、5行だけ切り取って読んだらその良さは伝わりません。だけどその5行が無ければ、前後のストーリーとつながらなくなる、大切な5行であることに間違いありません。
つまらないと思える5行も、クライマックスど真ん中の5行も、どちらも大事な5行です。
つまらない日に、つまらなかったという気持ちを書くことが、この長い物語には必要です。
端折ってはダメです。本心をありのままに、本物の自分のストーリーを綴ってください。
5years diary(5年連用日記)であれば、2年目以降、想像以上に自分の人生に動きを感じるはずです。
昨年の今日がしょぼくつまらない日に思えたとしても、それは今に繋がる学びになっています。
1年書けば私の言わんとしていることが、文字通り手に取るように分かります。
日記帳という物体に、自分について綴った手記を見れば、一日たりともつまらない日なんて存在しないんだということが理解できます。
たとえ昨年の自分が「今日はつまらない日だった」と書いていたとしても、それは違うと、今年の自分は知っています。
毎日たった5行を書き進めて何冊にも渡りネバーエンディングストーリーを書き上げてゆくのは、決して無駄な作業ではありません。
自分について書く、自分について考えるということが、つまらないはずがないです。
退屈なわけがないです。
絶対に無駄になんかならないと私は知っています。
ひとこと:私には私自身の物語しか書けない、あなたにはあなた自身の物語しか書けない