日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。
ここでは日記が「現在にもたらすメリット&効果」について書きます。
『代り映えしない』
日記を毎日つけていると、代り映えのしない自分の日常がつまらなく見えることがあります。
私の妹は20代前半で結婚し、その数年後に母となり、今や4人の子供を産み育てています。
一方、私の20代は仕事と遊びしかしておらず、30代で結婚し1児の母となり現在に至ります。
私は妹のイベントの多さに気後れして、なんだか自分の人生は恥ずかしいと思ってしまうことがあります。
ですが、今一度、私の宝物、5years diary(5年連用日記)を読み返してみると、5年前と同じものなんてほとんどないことに気が付きます。
家庭や職場など、人と関係することは特にそうです。
私の場合この5年で、会社が引っ越し、部署を移動し、上司も何度か代わり、同僚達が入れ替わり…夫は独立し、家をフルリフォームし、子供は乳歯が生え変わるまでに成長しました。
ビフォー・アフターを見比べると、あまりの変化に「全然違うな」と感じるものの、毎日の連続したゆっくりの変化には気付きにくいものです。(アハ体験みたい)
だけど5年間、同じ環境でい続ける方が難しいんです。
大きな人生のイベントだけが「変化」ではありません。
私たちは、毎日の中で、少しずつ「変化」を続けています。
それを書き残しているか、読み返しているか、気付けるかどうかです。
気付くと「達成感」を感じます。
私はただのんべんだらりんと平坦な道を歩いてきたんじゃない、多少なりとも起伏のある山道を登ってきたのだと実感することができます。
山の大きさは関係ないと思います。
富士山に登りたい人も、高尾山に登りたい人も、それ自体に優劣をつけることでは無いと思います。
大事なことは「見える景色が変わっている」ことに気が付くことです。
自分が辿ってきた後にできた道を意識できるかどうかです。
代り映えがしない人生なんてないんですよ。
5years diary(5年連用日記)にビッシリ埋められた文字は、自分の軌跡です。
それを眺めて、こんなところまで登ってきたのか、と実感するのは気持ちがいいです。
そして先に待っている空白に、1歩1歩、1コマ1コマ、どう進んでゆくのかに思いを馳せるのは本当に楽しいですよ、やってみて。
ひとこと:意外と険しい道を登ってきたんだな