日記を書くことで何のメリットがあるのか、どんな効果を得られるのか気になりますよね。
ここでは日記が「未来にもたらすメリット&効果」について書きます。
『ほら、SOSを発しているよ』
心の底から助けを求めているのに、気が付いてもらえないのは苦しいです。
でも、「自分のSOSにいち早く気が付いてあげられるのは自分だ」ということに気が付いた、私の経験をここで共有させてください。
きっと同じ悩みに陥っている方のお役に立てると思います。
私も過去に辛かったことがあります。
汚泥のようなものがどんどん心に流れ込んできて、掻き出しても掻き出しても全く排出が間に合わず、とても苦しかったです。
家族には辛く当たり、職場でも迷惑をかけてしまいました。
結果として、私は電話サービスを行っている専門家の方とお話をし、回復に至ったわけですが、不調を感じ始めてから数か月後のことでした。
助けて欲しいときに「助けて」と大声で叫べる人はあまりいません。
そしてそんな時は自分でさえ、助けを必要としていることに気が付いていないのです。
毎日、日記で心のケアをしていたつもりでしたが、あの時の私は自分だけの力ではどうにもできないところまで来ていることが分かっていませんでした。
そうして5years diary(5年連用日記)にやりきれない気持ちを綴りながら月日が経ち、ようやく助けを求めている自分に気が付きました。
すると過去の自分が発したSOSを汲み取った私は、ほんの少し行動を起こしました。
まずは「私は辛い」ということを、周囲の人に言うことができました。
(どう言えばいいのか難しいですが)辛いのは私自身なのですが、それを助けてあげたい私もいて、後者の私が前者の私をどうしたら助けてあげられるか、他人に相談してみようと思った、といった感じです。
すると私の話を聞いてくれた人が、心の不調の相談に乗ってくれる機関があると教えてくれました。
私はインターネットでそのサイトをチラ見するだけの日をしばらく続けました。
それからようやく予約画面に記入するところまではいくものの、完了ボタンを押せずじまいの日々を過ごしました。
やっと「えいっ」と予約完了ボタンをクリックできたのは、そのサイトを気になりだしてから数週間後のことでした。
時間はかかりましたが、少しづつでも前進できたことを、本当によかったと思っています。
そして、どうやら「自分というのは自分のSOSを無視できない」ということを知りました。
SOSは一発では届きません。
いきなり大きな声で発することもできません。
日記に現状を綴ることで、未来の自分に気付かせることはできます。
未来の自分もまた苦しい最中ですので、あまり多くを求めては可哀想です。
できる範囲での小さな行動を繰り返していると、少しづつ前進していきます。
「サイトを見ただけで切っちゃってごめん」と思っている時点で、一歩進んでいます。
サイトを見ることすらできなかった自分が、それを繰り返すことで、予約までこぎつけたのです。
自分というのは、絶対に自分を裏切らない唯一無二の存在です。
過去からのSOSを現在の自分が受け止め、未来の自分へまたSOSを発するのです。
ひとこと:助けてやって